小学校で2020年に必修化!ICT教育の要・子供向けプログラミング言語はコレ!!

こんにちは、理系子育て案内人のなごみです。子どもを理系のたまごに育てて、AI社会での100年ライフをハッピーに生き抜いてもらうことが、なごみの理系子育ての極意です!

 

さて、現代は、親の留守中、子供が習い事に行けたかどうかは、スイカをピっ!で、メールで知らせてもらえる時代。それはITの発達のおかげです。

 

10年前は、IT(Information Technology:情報技術)という、技術そのものを指す言葉が主流でしたが、

ITが、生活のすみずみに浸透して、より便利になった今は、

ICT(Information Communication Technology:情報通信技術)という、その技術を使って何をするかの「方法論」を指す言葉が、注目されています。

 

りけたま!理系子育てブログでは、「STEM教育」の時流をとらえるべく、ICT化が、今後の学習環境にあたえる影響について、重要視しています。

 

なかでも、小学校の教育改革の目玉ともいえる「ICT教育」は、理系人材の育成に欠かせない国策。

 

ICT教育って何だろう?

 

文部科学省は、2011年に発表した「教育の情報化ビジョン」において、2020年までに、すべての小中学校で、1人1台のタブレット端末を導入したICT教育を実現させること、並びに、プログラミングを必修化する方針を、打ち出しました。

 

児童が、パソコンなどの情報端末を使いこなす能力や、プログラミング言語の習得、ネット社会で安全に活動するためのルールを、早期に身につけさせることが期待されています。

 

児童だけでなく、教える先生側のICT化も、徐々に進んでいます。

電子黒板や、大型モニター(PCとつないで、会社や講演会でのプレゼンの時のような使い方)の活用は、算数、社会の授業で、頻繁に見られます。デジタル教科書・問題集の開発も進んでいるそうです。

 

ただ、学校の先生は、あくまで子供の教育の専門家であって、ITの専門家ではないため、取組みの深度は、個人間での差が大きいようですし、機材の取り扱いについては、現場での混乱も多く、先進的な取り組みをウリにしている限られた私立校以外では、今のところ、「学校教育のICT化」は着実に進んでいるものの、それほど、浸透はしていません。

 

しかしながら、「プログラミングが必修化される」件に関しては、待ったなし!

2年半後には開始されることが決まっていますので、すでに準備を進めているご家庭も、少なくありません。

 

 

子供向けプログラミング言語はビジュアル勝負!

 

htmlやC言語など、「プログラミング言語」と聞くと、アルファベットと記号と数字の羅列を思い浮かべて、なごみはついつい思考回路そっ閉じしてしまいますが、子供向けプログラミング言語は、見た目がカワイイ!!これなら私も好き!

 

「ビジュアルプログラミング言語」と呼ばれるものは、子供が興味を持ちやすく、簡単に操作でき、構造を直感的に理解しやすいようにと、技術者たちの配慮と遊びの要素が詰まった結晶です。

 

<日本で人気の2大子供向けプログラミング言語>

  • スクラッチ(Scratch)
  • プログラミン

 

すべて、一般に無料公開されています。書店にて、わかりやすいテキストが市販されていますが、ネット上に、解説ウェブサイトがあるので、そちらを事前に熟読する方もいます。

ご自宅に、ネット環境とFlash Playerインストール済みのパソコンが必要です。

 

では、実際に、学校と自宅で、子供たちが使用している上記2つのプログラミング言語について、個人的な経験にもとづいて、説明したいと思います。あくまで、なごみの主観です。。。

 

スクラッチ(Scratch)

 

MITメディアラボが開発したアメリカ発のビジュアルプログラミング言語。

世界中で一番人気。日本語版も公開されていて、使いやすさ☆☆☆。

ネットベースのものと、PCのハードディスクにインストールしてオフラインで使えるものと、二種類あります。

(↑こちらは、オフラインで使える版)

 

カタカナ用語の意味が頭にスッと入らず、馴染むまでが一苦労ですが、NHK教育テレビ(Eテレ)で、厚切りジェイソン出演の解説番組を放映しているので、うちの子供たちは、テレビの影響もあって、よく遊んでいます。

オレンジ色のネコちゃんをはじめ、アメリカンテイストなキャラ(「スプライト」と呼ばれる)満載。

 

アニメーションを動かすだけでなく、子供でも簡単に、パソコンゲームを作ることができます。コントローラはないので、キーボードを叩いて動かすゲームです。

 

世界中にユーザーがいて作品を公開しているので、いろんな作品を見ながら、国外の子どもたちの生活に思いを馳せることができるのも楽しいです。

 

プログラミン

 

文部科学省が開発した、ウェブベースの子供向けビジュアルプログラミング言語。

娘が小学校のパソコンクラブで使用しており、今後、必修化の際には最有力候補となるこの言語。

注目度、使いやすさ、親しみやすさ、すべての面で、入門編としては、☆☆☆☆☆。

 

日本人が作っただけあって、イラストのタッチが日本人好みで、明るい色使いときれいな音の素材は、とくに女子受けが良いです。

 

 

スクラッチではわかりにくかった指示命令のカタカナ用語も、プログラミンでは、母国語の言葉遊び(ダジャレ?笑)で感覚的に理解できます。

その反面、指示できる内容が簡単なものに制限されているため、アニメーションをもっと複雑に動かしたくなると、物足りなくなってきます。

そこまで成長できれば、スクラッチワールドにいってらっしゃーい!!

 

スクラッチとプログラミンの比較まとめ

 

なごみの、あくまで個人的なランキングでは、

 

1位 プログラミン

2位 スクラッチ

 

スクラッチも、プログラミンも、日本のプログラミング教育界では、ひときわ大きな存在です。

どちらにも、長所短所があり、両方に適度に触れることが、子供の習熟に役立っていると感じています。

 

入門編としては、まず、プログラミンから。

きれいなビジュアルと、子供にもわかりやすいインターフェースが、一番のオススメポイントです。

 

プログラミンで遊びながら、徐々に、スクラッチを取り入れて、両者を行きつ戻りつしていくのが、学習の進め方としては、経験上、良いようです。

それに、スクラッチはテレビ番組もあるおかげで、子供が飽きません。プログラミンの解説テレビ番組も、作ってくれたらいいな!

 

お子さんが、プログラミングの世界をたのしみ、興味の幅がどんどん広がりますように。

 

STEM教育について、お役に立つ情報は、拾えましたでしょうか?

最後まで読んでいただき、まことにありがとうございました。