人生100年時代をハッピーに生きる力を子供たちに。こんにちは、理系子育て案内人のなごみです。
最近、子供を理系に育てたい親御さんが、増えていますよね。
お仕事に邁進されているパパさんの中には、理系の技術力の必要性を、ひしひしと感じている方も多いのではないでしょうか。
サイエンス教室も人気が出てきました。
これからのAI社会を生き抜くためには、理系のベースが必要だと、多くの人々が感じ、すでに行動に移し始めているのです。
では、
どうすれば、こどもたちの中に、理科への興味の芽を、自然に、育ててあげることができるでしょうか?
どうすれば、これからのAI社会で仕事に不可欠な理系の素養を、自然に、身につけさせてあげられるでしょうか?
微分積分が「微かにわかった積り」で終わってしまった(笑)私のような文系親にとっては、
高度な理数は、自分が教えてあげられない分野ですから、ハードルが高い。。。
でも、だからと言って、「理系子育て」をあきらめたくはありません。
見方を変えれば、むしろ、子どもと一緒に、ゼロから学ぶことができる、この状況。
[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]ポジティブ~(笑)[/voice]
発想の転換で、物事の良い面にフォーカスするのは、古今東西、ピンチをチャンスに変える秘訣ですね!
Let’s always look at the bright side of things!
著名な研究者オススメの「理系子育て」最短ルート
ということで、
色々な文献、研究論文、科学者へのインタビュー記事などを読み漁り、「理系の子どもを育てるための最短ルート」について、まとめてみました。
[btn class=”bg-yellow big lightning”]*小さな頃から身の回りの理科に触れ、自分に関係があると気づかせる
*子どものなぜ?に家族が寄り添い、認め、一緒に体験する[/btn]
理系子育て成功の秘訣は、この2つに尽きるのだそうです。
[btn class=”simple”]「環境」と「家族の関わり」[/btn]
このふたつの後天的な要素が、理系のたまご育てに、大きく影響するというのですから、驚きです。
[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r”]
てっきり、遺伝子で決まっているのかと思ってたら~。チャンスはみな平等だね[/voice]
大好きな家族と、楽しみながらやった、特別の思い出がベースにあれば、きっと、理科好きな子どもに育ってくれることでしょう。
それでは、どなたでも簡単にできる、子供を理系に育てる10の方法を紹介します。
<子どもを理系に育てる10の方法>
- 草花の世話+観察日記
- 数の感覚を養うゲーム
- 料理を実況中継
- 健康ネタから人体のふしぎな話へ
- 科学系のテレビ番組を観る
- テレビで観た内容を、ネットや図鑑で調べる
- 家で自由研究
- 科学館に連れていく
- 子供向けプログラミング言語
- 理系の大学・学部開催の無料イベントに参加
記事が長くなりますので、1~5を(前編)/6~10を(後編)に分けました。
では、さっそく、参りましょう。
(前編)
1.草花の世話+観察日記
定番の子ども理科ネタですが、まずは、植物を育てて、観察してみましょう。
動物よりもお世話が楽というだけでなく、
緑があるとリラックスできて、脳波が安定する効果も期待でき、理系子育てには、とってもオススメです。
<参考記事>自由研究にも!簡単!子どもと始める草花のお世話と観察
オススメの植物:
朝顔、ひまわり、すみれ、バジル、しそ、
ローズマリー、ラベンダー、ミニトマト、ベビーレタス
*最初は、管理が簡単な鉢植えがオススメ!
ただお世話をするだけでなく、観察日記を書くことがポイントです。
植物のありのままの姿を、写実的に描くことで、自然の本当の姿を、くわしく、細かく見る。
理科の基本その1「観察」の、訓練になります。
だって、お医者さんも獣医さんも、臓器の絵を描くのが、とてもお上手ですよね。観察眼を養う機会に恵まれたのでしょうね。
さいごに、お子さんの描いた観察日記に、はなまるつけるのを忘れずに!
2.数の感覚を養うゲーム
数的感覚を養うには、ゲームが一番オススメです。
赤ちゃん時代から、〇〇式やら育脳△△△やら、さまざまな知育玩具がありますが、
しいくいんは、単純なおもちゃほど、子どもの食いつきがいい=脳の発達を助けている、と感じています。
遊び方を工夫しようと、子どもは脳を使うためです。一緒に遊べる相手がいると、どんどん上達していきます。
(具体例)
UNO、トランプ、オセロ、SUDOKU、〇×ゲーム、753、
動物将棋、ロンポス、人生ゲーム、…etc.
どれも簡単なゲームなので、旅行中やレストランでの待ち時間などのスキマ時間に、親子でたのしく遊びましょう。
油断してたら、お子さんに負かされちゃうかも?!(すすんで負けてあげましょう~)
3.料理の実況中継
キッチンでは、毎日、化学反応が起こっています。料理とは、言い換えると、「食材を化学変化させてレシピを再現する実証研究」と、言えなくもない。^^
それを、ママやパパが、科学者になりきって、実況中継します。
全部を完璧に説明できなくて、いいんです。ふだんのごっこ遊びに、新たに、「科学者ごっこ」のレパートリーを加えるくらいの感覚で、気楽~にやりましょう。
この実況中継ですが、意外と、大人がハマります。とっても身近な食材が、子どもの理科への興味を育てるのに、大いに役立ちます。
たとえば、卵。
生卵を加熱すると、卵黄も卵白も固まりますが、固まる速度がそれぞれちがいます。
透明の卵白は、ずっと泡立て続けると、フワフワの白い泡状になる。
では、焼いてみたら、どうなる??
卵は、状態の変化が著しいので、小学生の自由研究ネタとしても最適です。
たとえば、ドレッシング。
液体に油を加えると、混ざらないで分離しますよね。
大人には、当然のことのように思われますが、子供にとっては、これも「なぜ?」になります。
このとき、醤油+酢の組み合わせなどは、分離せずに混ざり合うことに気づかせてから、
油だけは、浮いて、分離する様子を見せることで、油独自の性質が、「直感で」わかります。
忙しい時に限って、キッチンに乱入する子ども達ですが、気になる現象をひとつでも見せることで、あとは夢中になって、自分で手を動かして、その子の年齢なりの「実験」を始めてくれることでしょう。
4.健康ネタから、人体のふしぎ話へ
風邪をひくのは、体内に入ったウイルスのせい。
ウィルスを、あなたの「免疫パワー」くんがやっつけられなかった時に、免疫パワーを応援するために熱が上がる。
熱が上がると、免疫パワーがつよくなって、ウイルスに勝てるようになるんだよ。
というように、よくある健康ネタから、自分自身の体のなかについて、話を発展させていきます。
病気やけがの時に、自分の体に起きている状態を、客観的に、科学的に、知ることで、気がまぎれたり、熱・咳・くしゃみといった症状を、前向きに捉えられるようになります。
あ、治ってる治ってる~。自分のからだが、頑張ってるなって。( ´艸`)
今後、大いに発展の見込まれる医療・ナノテクノロジーの世界ですから、小さなころから、自分という存在が、科学とは切っても切り離せないものなんだと、気づかせてあげることで、お子さんの興味が、大きく育っていくと、いいですよね!
5. 科学系のテレビ番組を観る
(おわらい系)
- なりきり!むーにゃん生き物学園
- Why?プログラミング (厚切りジェイソン出演)
- すいエンさ~
(まじめ系)
- 大科学実験
- ふしぎがいっぱい
- ミクロワールド
以上の番組は、NHK教育(Eテレ)で放映されています。
毎回、自動録画予約をしておけば、空き時間に観られて便利です。
親子いっしょに観るのが一番ですが、やむをえず、テレビに子守りをしてもらう時でも、科学系情報番組だったら、罪悪感も薄れます。!(^^)!
自然や宇宙、デジタル空間など、自分が知らなかった世界を知ることができるのは、大人になってからでも、新しい発見の連続で、純粋に、楽しいですよ~♪
Eテレ様様!
(前編まとめ)
というわけで、今回は、<前編>として、文系の親でも簡単にご家庭で取り組むことができる、理系子育てアイディアを5つ紹介しました。
(前編)
- 草花の世話+観察日記
- 数の感覚を養うゲーム
- 料理を実況中継
- 健康ネタから人体のふしぎな話へ
- 科学系のテレビ番組を観る
次の記事では、<文系親が子どもを理系に育てる方法(後編)6~10>を、紹介します。
こちらも、合わせてご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。