AI社会を生き抜く!文系親が子どもを理系に育てる10の方法(後編)

前回の記事、『AI社会を生き抜く!文系親が子どもを理系に育てる10のアイディア(前編)』の続きです。

こどもたちが楽しみながら、理系への興味の芽を育てて、

知らず知らずのうちに、100年ライフの仕事人生に不可欠な理系の素養を身につけることができたら、最高ですね!

 

(後編)

 ⑥ テレビで観た内容を、ネットや図鑑で調べる
 ⑦ 家で自由研究
 ⑧ 科学館に行く
 ⑨ 子供向けプログラミング言語
 ⑩ 理系の大学・学部開催の無料イベントに参加

 

では、さっそく参りましょう!

 

6.テレビで観た内容を、ネットや図鑑で調べる

 

前回の記事で、理系子育てに役立つ、子供向け科学番組を、いくつか紹介しました。

これさえ観させておけば、あとは子どもが自分で理系の道に進んでいくはず。。。ムフフ

なんてお思いでしょうか?

そうは問屋が卸してくれませんよ~。( ;∀;)

 

人間の脳は、一度記憶したものでも、翌朝には、約70%を忘れるように出来ています。

(「エビングハウスの忘却曲線」~ 記憶と忘却時間の関係についての実験結果による)

 

なので、記憶を定着させるために、テレビで観た内容のなかで、とくに印象に残ったものについて、感想を言い合いましょう。

そして、子どもが、もっと知りたいと思っていること、よくわからないことについて、今度は、ネットや図鑑をつかって、調べてみるとよいでしょう。ネット検索は手軽でいいですが、図鑑をめくる行為は重要です。手を動かす経験と、知識とを、紐づけることができるから。

ネットで調べる際は、「Yahoo!Kids」という検索エンジンが、子供にはわかりやすく、情報もフィルター加工済なので、安心です。

 

7.家で自由研究

これは、親の関与が大きく必要になってくるので、実行に移すには、それなりの覚悟が必要になります。(^-^;

夏休みに限らず、わが家では、学校のお休みの日に、年に数回、自由研究をしています。

猛暑日、悪天候、インフルエンザの出席停止期間後半など、家でstuckしているときに、最適なアクティビティです。

 

初めての場合は、材料集め、器具の用意、場所の準備など、意外と時間がかかるものなので、1週間ほど前から余裕をもって、準備しましょう。

 

<参考記事>もう困らない!夏休みの自由研究アイディア(小学校低学年)簡単おすすめ5選!

 

8.科学館に連れていく

 

  • 科学技術館(九段下)
  • 日本科学未来館(お台場)
  • ソニー・エクスプローラサイエンス(お台場)
  • リスーピア(お台場)
  • 国立科学博物館(上野)
  • 多摩六都科学館(西東京)
  • 三菱みなとみらい技術館(桜木町)

 

ここに挙げたのは、東京・神奈川にある科学館です。

 

地方都市にも、さまざまなジャンルの科学館、博物館があり、土地が広くて開放的な建物だったり、展示がより斬新だったり、

都内だと長ーい順番待ち必須の体験コーナーが、あまり待たずに出来たり、オススメポイントが沢山あります!

 

旅先でも、子どもが楽しめるし、雨の日のプランBとしても、重宝すること間違いなしです!

  • 高崎市少年科学館(群馬県高崎市)
  • 福井県児童科学館エンゼルランドふくい(福井県坂井市)
  • つくばエキスポセンター(茨城県つくば市)
  • ミュージアムパーク茨城県自然博物館(茨城県坂東市)
  • 静岡科学館る・く・る(静岡県静岡市)

 

 

9.子供向けプログラミング言語(お家でできる)

 

<関連記事>小学校で2020年に必修化!ICT教育の要・子供向けプログラミング言語はコレ!!

 

  • 『Scratch』・・・ MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボ作成
  • 『プログラミン』・・・ 文部科学省作成、小学校でも教材として使用

 

これらが、子供向けでは、2大言語と言えます。

特に、『Scratch』は、『Why?プログラミング』で取り上げられ、
厚切りジェイソンが出演していることもあり、
子どもの食いつきが半端ナイです!(笑)

『Scratch』は、もともと、英語で作成されたプログラミング言語なので、
世界中のユーザが使用しています。
その数、なんと1250万人(2016年6月末時点の登録ユーザー数)。
日本では、そのうち約9万人が登録しています。

熱心な上級ユーザほど、自信作を公開し、いいね!の数を競ったり、
解説動画をYouTubeで公開するなどして、地道にファンを作り、
他のユーザ達と切磋琢磨しながら楽しんでいます。

そのような作品のなかには、初心者には到底思いつかないような、
工夫を凝らした作りのものが多数あり、とても参考になります。

ログインした状態で見れば、その作品を自由に改造して、
自分のアカウントに保存することもできます。

子どもに、検索・閲覧を許可してあげれば、
どんどん、自分から、他の子どもが作った作品を検索して、
学んでいくようになります。

ここまで来たら、しめたもの。( ´艸`)

親の役割としては、「ママ(パパ)、見て!!」のひと声が上がったときに、
家事の手を止めて、急行することぐらいでしょうか。

 

10.理系の大学・学部が開催する無料イベント

 

 

夏休みや文化祭の時期には、理系の学部が設置されている大学で、
子供向けの体験イベント(無料)が開催されています。

知る人ぞ知る、このイベント。

事前申し込みが必要なものが多いので、ホームページや学校の掲示板など
こまめにチェックしてみると良いでしょう。

 

<関連記事>

早稲田大学の教授が先生!贅沢なのに無料の科学講座で自由研究もラクラク

 

(後編)まとめ

 

後編では、以下の5点について、お伝えしてまいりました。

(後編)

 ⑥ テレビで観た内容を、ネットや図鑑で調べる
 ⑦ 家で自由研究
 ⑧ 科学館に行く
 ⑨ 子供向けプログラミング言語
 ⑩ 理系の大学・学部開催の無料イベントに参加

 

このように、お子さんがたのしんで理科にふれる機会を、日常生活やお出かけ先でつくっていくことで、

経験と思い出(記憶)が、子どもの中に積み重なっていきます。

 

その、ちいさな学びの積み重ねの先に、大きな飛躍が見込めるのが、理数教育の特徴のひとつです。

 

それはまさに、ピアノが弾けるようになるプロセスと同じです。

 

ピアノを弾けるようになるためには、練習の積み重ねが必要なように、理系子育ても、経験の積み重ねが、大きな成長につながります。

 

お子さんの理系への興味が、ひろがりますように!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。