こんにちは。理系のたまご育て「りけたま!理系子育て」案内人のなごみです。
今回は、小学校低学年~高学年向けの、夏休みの自由研究ネタにもなる、
「自由研究にも!簡単!子どもと始める草花のお世話と観察」と題して、ガーデニング初心者でもできる、ご家庭で簡単に、草花を育てる方法について、理系子育てに生かすポイントをまじえつつ、お伝えします。
<手順>
1. 植える植物の種類と場所の選定
2. 苗と園芸用具の購入、自宅で植え替え
3. 観察日記をつける
では、さっそくはじめましょう!
<1> 植える植物の種類と場所の選定
まず、どんな植物を植えるのか、そこから子どもに決めさせてあげましょう。
大切なことは、以下の2つです。
- 場所の選定(日当たり、水はけ、風通し、花台の必要性)
- 植える目的(きれいな花を楽しみたい、収穫を楽しみたい、など)をはっきりさせる
お散歩しながら見つけた花、子どもの好きな野菜やハーブ、図鑑で見つけた草花、などなど、
何でもいいので、子どもが愛着を持てるものを選びましょう。
<2> 苗と園芸用具の購入、自宅で植え替え
園芸店で、なるべく元気の良い苗を選びましょう。
種類によりますが、2月~6月までが、植えつけに適した時期です。それ以外の季節でしたら、園芸店で育っている大きめの苗を買いましょう。
土、ネット入り鉢底石、肥料、鉢、スコップなどの、必需品も揃えます。
<注意点>
・とげや毒がないかどうか
とげのあるバラ、柊、毒のある水仙、スズラン、シクラメンなどは、
見た目は美しいですが、子どもへの危険性が高いため、さけましょう。
・環境と植物が合っているか
土壌が酸性に傾いているか、水はけはいいか、
日当たりは午前/午後どっちがいいのか、西日が強すぎないか、など、
注意して考えておくべき点は、意外とたくさんあります。
都市部ではとくに、植物が生育するのに過酷な環境であることが多く、軒下やひさしで、ほどよい日陰を作ってあげつつ、水はけや土壌については、土の入れ替えや肥料・腐葉土を追加するなど、必要に応じて、改良を加えましょう。
植え替え作業は、ぜひ、子どもにやらせてあげましょう。
水や栄養を吸収する「根っこ」を大事にすることを教えてあげると、植物も自分と同じように生きていることが、直感的にわかるのか、やさしく扱うようになります。
水やりや、雨除けのための鉢の移動、追肥、害虫駆除などの毎日のお世話は、ぜひ親子で!・・・と言いたいところですが、
やっぱりある程度は、親が主導権を持ってやる方が、植物が枯れずにすみます。
枯れると何が大変かって言うと、廃棄の手間ですかね~。。。
<3> 観察日記をつける
使っていないノートやスケッチブックなどに、時々でいいので、
背丈が伸びた、つぼみがふくらんだ、花が咲いたなどの、新しいことが起こったタイミングで、絵日記をかきます。
多少、大げさにほめて(笑)、はなまるを付けてあげれば、子どもは、次もやりたい!ほめられたい!と、なること請け合いです。( ´艸`)
少なくとも、2回は描くと、ちがいがわかって、面白さを味わえます。
生活科の宿題で、朝顔や野菜の苗の観察日記が出されますが、ちがう種類であれば、夏休みの自由研究として、学校に提出できますよ♪
実際にやってみた
わが家では、朝顔とバジル、しそを、最初に育てました。
- 朝顔
朝顔は、花が終わったら摘み取り、花がらで色水をつくります。
つるの伸び方の特徴(上に行こうとする。下には伸びない)や、葉にうっすら生えているうぶ毛、種の色の変化など、面白がれる要素が満載です。
- バジル
バジルは、子ども達のだいすきなマルゲリータピッザに載せて、いただいています。
バジルの花が咲いてしまったときは(本来なら摘心して、咲かせないようにする)、
花を分解して、めしべ、おしべ、花粉、花びら、ガク、に分けたり、
花と葉の香りのちがいについて、話し合いました。
- しそ
しそは、とても丈夫で、芋虫やアブラムシなどの害虫も付きにくいので、
全部枯れてしまった時のための保険。
あと、親の好きなお刺身の薬味としても重宝♪
今は、ローズマリーと食用菊も加えて、5種類の植物を、
ベランダや軒下で、ほそぼそと育てています。
たまに枯らしたり、虫に食われたりしていますが、収穫がたのしくて、続いています。
植物をかこんだ親子の会話も、いつもとちがって、新鮮ですよ!
夏休みの自由研究のご参考になりましたでしょうか。
育脳に効果があるとされる「アルファ波」を感じながら、自然が成長する力を感じる幸せな時間をお過ごしくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。