『雇用の未来』 --- この論文、今、世界中で話題になっていますよね!
理系のたまご育て「りけたま!」ブログでも、大注目のこの論文。
もうお読みになりましたか?
雇用の未来は?
なごみは、TEDスーパープレゼンテーションでの講演をテレビで観て、この論文を、知りました。
ベストセラーになったビジネス書籍『LIFE SHIFT』に次いで、衝撃を受けました。
オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授によって発表された
『(原題)The Future of Employment: How susceptible are jobs to computerisation(2013)』では、
簡単に言うと、近い将来、なくなる仕事とのこる仕事が、示されました。
つまり、AI化される確率がどれだけあるか、というもので、702種の職業を対象としています。
日本では、野村総研が、オズボーン准教授と共同研究の形で、特に日本社会への影響について検証した共同論文に、参加しました。
『日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に ~601種の職業ごとに、コンピューター技術による代替確率を試算~』
(2015年12月02日、株式会社野村総合研究所)
AIが人間の仕事を奪うだなんて、・・・!
まるで、SF映画のようですよね。
でも、実際、一部のファミレスや回転ずしチェーンでは、セルフオーダーできますし、スーパーでもセルフレジが置かれています。
アマゾンのコンビニが普及するのも、時間の問題です。これ、かっこいいなと思いました。動画見ましたか?
商品を手に取って、お店を出るだけ!お金を出すこともなく!
話がちょっと逸れましたが、( ´艸`)スミマセン!
要するに、機械が学習・実践できる作業は、人手不足だし機械がやりますよ、というお話です。
2030年に、なくなる仕事
(順不同)
小売店販売員、レジ、受付、事務(医療、行政、学校含む)、
経理、パラリーガル、下級公務員、ブローカー、
単純作業員(製造、梱包、組み立て、清掃)、
駅員、バス運転手、タクシー運転手、
新聞配達員、郵便配達員、…etc.
あなたのお子さんや、万が一、このような職を目指していたら、小さいうちに、ほかの世界を見せて、あこがれや興味の幅を広げて、食べていける職に就けるよう事前に誘導する方がいいでしょう。
上記のような職種は、AI搭載ロボットが、人間の代わりにやってくれますし、もしこれらの仕事が残っていたとしても、低賃金化は、避けられません。
2030年に、のこる仕事
つぎに、2030年以後も、食べていける仕事について、希望をもって(笑)、見ていきましょう。
それは、
- コンピューター化される確率の低い職種
- 人としての専門性や経験、知恵がものをいう仕事
ロボットにはできない、高度なコミュニケーション、クリエイティブな提案、新しい発想、癒し。
もちろん、今まで通り、会社員はふつうに存在していると思います。
一流企業の規模は、今後、ますます大きくなっていくと予想され、そこでリーダーシップを発揮して、複雑な人間関係を統率するマネージャー役は、コンピュータやロボットに、代わりは務まりません。
それ以外の職種については、以下をご覧ください。
(順不同)
医師、獣医師、看護師、コンサルタント、
デザイナー、アーティスト、スポーツ選手、
映画監督、ゲームクリエイター、テレビタレント、
ミュージシャン、芸能マネージャー、
レストランオーナー、カウンセラー、美容師、
マッサージ師、セラピスト、ツアーコンダクター、
教師、保育士、介護士、理学療法士、薬剤師、
研究員、ITインテグレータ、ソフトウェア開発員、
警察官、ゴミ収集員、建築作業員、庭師、配管工…etc.
芸能やスポーツは、今も昔も、一握りの成功者を生む世界ですね。
また、対人サービスが中核になる仕事は、今後も、のこり続けます。
ブルーカラーでも、反復作業ではなく、パターン認識を必要とする仕事(ゴミ収集など)は、AIの進化速度が指数関数的とは言え、しばらくの間は、代替されないようです。
医師と薬剤師に関していえば、医学の進歩により、遺伝子情報工学とナノテクノロジーが、病気の解明・治療方法を劇的に変えていくなかで、医学・薬学プラスアルファの知識が求められていくようになるでしょう。
余談ですが、。。。
市場アナリストや、弁護士、会計士など、いま現在、高給のお堅い仕事が、「のこる仕事」リストに載っていないのが、気になります。。。
これらの職種では、これから淘汰がはじまっていくでしょう。
顧客の求める付加価値の高いサービスを、提供できるかどうかが、今まで以上に、重要になります。
未来のことは、すべて予測できるわけではありませんが、できることなら、お子さん達には、食べていけそうな職種を、自然な形で、目指してもらえるといいですね。
次回は、「2030年にふえる仕事、新しい仕事」について、お伝えします!
どうぞお楽しみに~。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。