理系脳を育てる親子の理系子育て必読書・厳選5冊(STEM教育)

理系子育てを始めてみたけれど、何から始めたらいいのかわからない。日本で、世界で、STEM教育は注目されているけれど、具体的には何をしたらいいんだろう?

親であるわたしは、日々の暮らしで、どんなことに気を配れば、子どもが理科に興味を持つようになるのかしら?おそらく、年齢にあった接し方があるはずだし、脳へのアプローチを効果的にした方が、近道なはず。。。

このような理系子育て初心者が持ちやすい疑問を解決するのを、助けてくれる良書を5冊、ご紹介したいと思います。

 

人気講師が教える理系脳のつくり方 

村上 綾一著/文春新書  682円

この本のいいところは、薄くて、軽くて、お手頃価格。気軽に読み始めることができます。

エルカミノのという学習塾の先生である著者が、子どもを理系好きにさせるために、親が気をつけるべきことを教えてくれます。

なかでも、

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「大きなマルをつけてあげる」

「睡眠時間をたっぷりとる」

「子どもに解き方を説明させる」

「(芸術など)本物に触れさせる」

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といった方針は、自分の今までやってきた子育ての目標と重なり、このやり方でよかったんだ~と、ちゃんと子育てできているかたまに自信を失いそうになるわたしを、ホッとさせてくれる内容でした。

文系親が陥りがちな、昔ながらの勉強方法の押し付けなど、自分でも気をつけなきゃと思っていた部分についても解説してくれているので、理系子育てをしている間は、時々、この本で自分をチェックして、初心を忘れないようにしたいと思います。

理路整然としているなかにも、子どもにも親にも愛情を持ってくれているのが文面から伝わって、読後感もほんわかしてオススメです。

 

学校では教えてくれない大切なこと 16 考える力の育て方

旺文社 918円

子ども向けの自己啓発書。

正解のない問いがあふれている世の中。解決策はひとつではなく、自分の意見は周りとちがってもいいこと、誰かのもっともらしい意見を自分の意見とするのではなく、自分の経験に照らし合わせて、自分サイズの解決策を考え続けることの大切さが、マンガでわかります。

うちの子どもたちも、子どもの友達も、だいすきなシリーズで、「考える力の育て方」は理系脳を育てるの入門書としては最適だと思いました。大人にもわかりやすいです!

 

宮本算数教室の教材 賢くなるパズル―入門編

宮本哲也著/学研 648円

こちらは、本ではなくドリルですが、それまで数字にあまり興味がなかった上の娘りけねこが小2の時に、本屋さんで見つけて、欲しい買って!と言うので買ってあげました。そうしたら、朝ご飯を食べる前に1ページ解き、おやつの前に1ページ解き、どんどん自分から解いていって、1か月も経たないうちに全部やりきりました。とても楽しそうにやっていて、奇跡かと思いましたよ♪

このドリルとの出会い以降、数字はパズル遊びだとわかって、急に親近感が沸いたようで、学校の計算問題にも、余裕の表情で(笑)取り組むようになりました。

外遊びや情操教育をメインにやってきた私の子育てのなかで、ぽっかり抜け落ちていた理系教育が、始動したきっかけになった運命の1冊。お子さまが数字が好きではなくて悩んでおられる親御さんに、ぜひ試していただきたいです。

 

小3までに育てたい算数脳

高濱正伸著/健康ジャーナル社 1,620円

はなまる学習会のカリスマ教育者が、子どもを育てる親へ送る、子育て応援本です。

算数脳を育てるには、小3までは公文などに通わせるよりも、外遊びが大切。という考え方で、子どもをのびのびと育てたいけれど本当にこれでいいのかな?もっと勉強させるべき?と悩んでいた頃にこの本に出会って、今のままでいいのだと、自信をもらいました。小3以上のお子さんに対しても適用できる原則など、この記事の冒頭で紹介したエルカミノの先生のおっしゃる事とも重なる部分が出てきます。いろんなタイプのお子さんを指導してきたカリスマ教育者ふたりが口を揃えておっしゃるなら、それは真実なんだろうと、納得できました。

最終章にある、「親のNGワード・NG行動」は、思い返すと、自分は上の娘にやってしまっていたな~と反省。子育て全般に関してのいいアドバイスがもらえます。

 

いまの科学で「絶対にいい! 」と断言できる 最高の子育てベスト55―――IQが上がり、心と体が強くなるすごい方法

トレーシー・カチロー著/ダイヤモンド社 1,728円

日本だけでなく、世界の子育てはどうなっているのか?を知りたいと思っていたときに、ネットで見つけたこの本。すぐにポチりました!

シアトル在住の著者が、自身の妊娠・出産をきっかけに、アメリカで科学的に良いと証明されている子育て方法をまとめたものです。内容は、気になるトピックをほぼ完全に網羅。毎日の生活習慣やしつけは、古今東西を問わず、人間の生理学的に必要なものは共通だということがわかりました。

また、子どもの能力を育てる、伸ばすことに関しては、理系だけでなく、語学、音楽、スポーツ、他者とのコミュニケーションなど、将来の成功に欠かせない各項目に触れていて、要点をかいつまんで読むだけでも、子育て中は狭くなりがちな視野が広げてくれたなと思いました。

でも、内容的には、日々子育てに邁進しているお母様方にとっては、当たり前にやっている・できていることばかりな気もしました。周りの家族や、これからお子さんを持つ方には、わかりやすくまとまっていていいと思います。こんな本が最初の妊娠のときにあればよかったな~。

 

以上の5冊は、今でも継続的にお世話になっている、なごみの理系脳育てのバイブルです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。