やっぱり天才!落合陽一氏の子どもの頃と感想『これからの世界をつくる仲間たちへ』

 

―――己の思考体力を鍛えよ。

これが、落合陽一氏が、著書『これからの世界をつくる仲間たちへ』で、一番つよく伝えたいメッセージではないでしょうか。

思考体力

あまり聞き慣れない言葉ですが、落合陽一氏の著書にはよく出てきます。

一つの事柄を、自分のなかで、深く考え続けること。

簡単に言うと、そういうことですが、やってみると意外とむずかしいです。

誰かの答えをそのまま採用するのではなく、自分なりの問題意識に対する、自分なりの答えを見つけ出すには、

文字通り、長時間の思考を支える頭脳=思考体力が必要です。

クリエイティブな研究者らしい着眼点ですよね。いつもそうやってきたんだろうな~。。。

この、思考体力を鍛えるための親子での会話、そして、深く考えて探求する癖づけが、子育て中の親ができる、子どもへの最高のサポートになるのだな~と、なごみは、この本を読んで感心しきりでした。

本を読んだとたんにできるようになればいいのですが、そんなにうまくは行かず、試行錯誤ですがね。(;^_^)

 

情熱大陸に出演して一気に有名になった『現代の魔法使い』こと、落合陽一さんは、

国立筑波大学の准教授、兼メディアアーティスト。

最先端の研究と発明と学生指導の傍ら、企業経営にも携わって多忙を極める彼は、今いちばんアポの取りにくい、財界もアカデミアも大注目の御仁です。

 

今回の記事では、彼の子どもの頃の逸話をご紹介するとともに、著書『これからの世界をつくる仲間たちへ』で、落合陽一さんが、子育て世代のわれわれに送るメッセージと、若者・子どもたちに贈るメッセージを、なごみなりに解釈して、感想としてまとめました。

 

こんにちは、理系子育て案内人のなごみです。

文系の母親が、子どもには人生100年時代をハッピーに生きる力を身につけてもらいたいと願い、理系の才能を引き出す子育てをしています。

私が理系子育てに目覚めた経緯についてはブログについてや、AI社会を生き抜く!文系親が子どもを理系に育てる10の方法を、ご覧くださいませ~。(*^^*)

 

落合陽一氏のお人柄

経歴

六本木育ち、開成高校卒業後、一浪して筑波大学に進学。大学院は東京大学大学院で、博士課程を初の早期終了。

現在は、筑波大でデジタルネイチャー研究室を主宰する准教授、兼、メディアアーティスト。

2010年に、経産省管轄の独立行政法人、情報処理推進機構(IPA)から、スーパークリエータ/天才プログラマーに認定されました。

2015年には、世界最先端の研究者を選ぶ『ワールドテクノロジーアワード』(アメリカ)を受賞し、その名を世界に知られるようになりました。

その後の活躍は、エクスポネンシャルに、幅も奥行も広げていて、どうやってやっているかタネも仕掛けもわからない、魔法のような新しい技術を開発する彼の社会変革力は、世界中から期待されています。

 

一方で、電車の中でレトルトカレーをストローで飲んだり、グミが主食だったり、睡眠時間が4時間ほどで布団には入らず床で寝る派だったり、ただでさえ少ない睡眠時間を削って夜中にゲームしたり(大人なのに!笑)、凡人にはマネできない生活習慣を持っている、不思議な方でもあります。

なごみ
グミはなごみも大好き。せんずみたいなグミがほしい!

セカオワの作品とコラボしたり、全身黒ずくめの服装をしていたり、ファッションもふくめて、根っからのアーティストなんだな~。ちなみに、服はほとんどヨウジヤマモトだそうです。

いつも同じ服を着て、世間のイメージを固定するのは、スティーブ・ジョブズもそうでしたね。IT社会で際立った存在になるには、いい戦略かも。

 

主な作品

落合陽一氏が代表取締役を務めるピクシーダストテクノロジーズ株式会社が、これまで開発した魔法のような技術は、たとえば、

狙った人だけに音を聞かせることができる「焦点スピーカー
実際は目に見えていないのに見えているように見える、網膜に直接投影するメガネであるヘッドマウントディスプレイ(HDM)
磁場の力でケーキが浮く「磁気浮揚ファブリケーション技術
自動運転を可能にするAIの開発に欠かせない、三次元物体認識のディープラーニングを省力化して、大規模な設備が無くても高速でAI開発ができてしまう手法「DeepHolo」

などなど、なごみのようなド素人から見ると魔法としか思えないけれど、

日本の産業界が、第四次産業革命で生まれ変わろうともがく中、従来の技術力を飛躍的に向上させてくれそうな魅力を放つ新技術の数々!

作品の使い道は、簡単には想像できないので、すぐに商品化&大量生産はされないだろうけれど、シンギュラリティ到来を前に、日本の生まれ変わりを助けてくれるアイディアが満載です。

上に出てきた磁気浮揚ファブリケーション技術などは、空飛ぶクルマを可能にしてくれそう!夢~~!!

21世紀型エリートのクリエイタークラスの先駆けと呼べる彼が、こちらの著書で、ご自身の子どもの頃を振り返っていて、今の若い人たちと子育て中の親に向けたアドバイスもくれています。

理系子育てをしているなごみにとっては、大いに刺激的であり、かつ、トップクリエイターからの言葉には、説得力がありました。

 

落合陽一さんのお父様は、ジャーナリストの落合信彦氏。叔父様は空手家。お母さまは元CAで、音楽関係のお仕事もなさっていたんだとか。ご自宅は六本木となると、セレブの香りが・・・では、彼はいったい、どんな幼少期を送ったのでしょうか?

 

落合陽一さんの子どもの頃

分解癖

小さなころから、なんでも分解する癖があったそうです。親にドライバーを買ってもらって、電卓やら家電やら、なんでも蓋をはずして、中がどうなっているのか、自分が納得するまで調べたそうです。

4,5歳で、家じゅうの電話の受話器を分解したときは、電話が鳴らなくなったので、親やおじいちゃんおばあちゃんが、電話が鳴らないねぇ~と首をかしげていたんだとか。大人に気づかれずにやっていたのもスゴイ!( ´艸`)

中学では、生物の解剖が趣味だったとか。解剖が趣味とか言うと、猟奇犯罪を彷彿とさせて訝しげに思われがちですが、

幸運なことには、そんな彼の分解癖を、大人から否定されたことは、一度もなかったそうです。

 

習い事

習い事は週5日、毎日別のことをさせてもらったと、ホウドウキョクの対談で仰っていました。

週5日って、多いですよね!!(◎_◎;) うちは多くても、週4日が最高だなぁ。

なかでも、いちばんハマったのが、科学実験教室。ここで、理科への興味が爆発的に開花したようです。

なごみ
こども科学教室は、なごみもオススメだよ!

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叔父様の影響で、空手もやっていたんだとか。

勉強とスポーツ、両方をバランスよく伸ばしていたんですね。

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やりたいことがあると、ご両親にプレゼンして、説得して、お金を出してもらうんだとか。

習い事の原資は、落合陽一ファンドのようなものをご両親が作ってくれて、そこから出していたというから驚き。

子どものおもちゃとしては高価だったコンピュータは、陽一ファンドからではなく、おじいちゃまからのプレゼントだったそうですが。。。

大学に残る研究者って、自分のやりたい研究をするための研究費を、いろんなところから引っぱって集めますよね。

まさに、小さな頃の経験が、今の仕事にも生かせていそうです。

家庭内で、早期から経済感覚を身につけるのに、自分への投資というポジティブな気持ちが前提にあるこのやり方は、とてもいいな~と思いました。




受験

お金持ちの子供ばかりが集まる私立小(たぶん慶應幼稚舎?それとも青学?真偽不明。。。)が肌に合わず、何度も脱走して、公立小に転校させてもらった落合氏。

もったいないですよね、大学までエスカレータで受験要らずなのに・・・。しかも入学金と初年度の寄付金はすごい額なのに。(すみません、庶民なのでつい…(;^_^A)

 

小学校高学年から塾通いで、私立国立難関校を受験しますが、第一希望の麻布中には受からず、中学受験は失敗してしまったそうです。

 

それでもめげずに高校受験して、中学から入るよりも難しいと言われている開成高校に、見事合格!

開成の生徒は、東大を目指すのが当たり前。だって、合格者数は毎年3桁。

余談ですが、開成のある日暮里駅近くの臨界セミナーは、開成生で東大を目指す生徒しか受け入れないんだとか。女子は入塾できませんのでご注意を。そんな世界もあるんですね!

高校時代は、勉強ができるのは当たり前の学校でしたから、友達づくりには、勉強以外の何かで抜きんでた存在にならないといけないと考え、大好きだった理科を、究めていったそうです。

 

大学受験でも、落合さんは挫折を経験します。東大現役合格はかなわず、一浪して、前期の東大の試験も不合格。

後期の受験校は、予定外にも、筑波大学に変更します。

東大のことしか考えていなかったため、筑波大学の学部選びは、鉛筆転がしで決めたそうな。。。やはり、タダモノではありませんね。

晴れて、筑波大学情報学群情報メディア創成学類に合格し、コンピューターの研究に没頭する学生生活を過ごしました。

 

小学校受験も含めると、人生で5度も受験をした落合陽一さん。

ちなみに、挫折したこともあるので、受験勉強も入試も、好きではないそうです。

なごみから見ると、これだけ苦労して勉強を重ねたおかげで、今の驚異的な頭脳&思考体力があるように思えてならないのですがね。(^_^)

 

『これからの世界をつくる仲間たちへ』の感想

魔法をかけられる側になるな、魔法をかける側になれ!

自分だけの解決したい身近な問題を見つけて深めよ!

思考体力を鍛えよ!

子どもの数学と理科の力を伸ばそう!

 

以上の4つが、読後、なごみの心に響いたメッセージでした。

頭がスーパー良いだけに、将来の格差社会のことを詳細に思いめぐらせ、そして、それを近い未来の現実として、善いも悪いもなく受け入れるこころの準備をしているという、落合さん。

ベーシックインカムで暮らす貧困層を想定したグーグル開発の商品や、低賃金労働はいつまでたっても低賃金のままであるくだりなどは、身につまされる思いで、読み進めていましたが、

小さな頃から、思考体力と理系の素養を磨いておけば、あとは子ども自身の力で、どうにでも道を切り開いてゆける。

働くよろこび、大切なひとを大切にできるよろこび、子供を宝もののように育てるよろこび。

今の子どもたちが、これから激変する社会にあっても、いろいろなよろこびを経験できる人生が歩めるように、これからも、理系子育てしていこう!と、なごみは思いました。(^▽^)/

 

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バブル崩壊後に社会に出たロスジェネ世代の私には到底思いもつかない、

「日本の未来は限りなく明るい。チャンスがごろごろある。」

との、彼のプレゼンでの言葉は、かなりあたらしかったです。

そう思っていた方が、人生前向きに過ごせますよね!いい本との出会いに感謝です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ABOUTこの記事をかいた人

コーヒー好きな能天気マザー。ふたりの子ども・りけねこ(10さい・おんな)りけまる(6さい・おとこ)を、理系で英語ペラペーラで活発でコミュニケーション上手に育てたい、じぶんは文系オトナ女子。趣味はヨガとアウトドアと日本の伝統文化。