親が知っておくべきAI社会の成功者3人!レイカーツワイル、イーロンマスク、落合陽一

 

将棋や囲碁やチェスで、人間がAIに負けた・・・AIにホワイトカラーの職が奪われる・・・

 

こんにちは、理系子育て案内人のなごみです。

SF映画の世界だけだった、「AI>人間」の構図が、現実世界でも、ちょっとずつ起こってきていますね。

今日は、そんなAI社会の申し子と言える、未来をつくる未来人(みらいびと)、大注目のベスト3(注:なごみの超個人的なランキングです!)の方々を、ご紹介します。

彼らの事業や研究から、これからのAI社会で知っておくべき用語や考え方などにも、触れていきたいと思います。

はじめに、親のマインドリセット

 

AI社会の到来が囁かれて、いや、大々的に宣伝され、一部では、かるい恐怖感とともに語られるようになった現在。

子どもたちが生きる未来は、今までの、私たち親世代の常識が通用しない、まったく新しい世の中になっていくと、言われています。

 

新しい世の中の新しい常識を知り、親が、未来志向へとマインドリセットしておくことが、100年ライフをハッピーに生きるお子さまの子育てには、一番重要なこと。

リンダ・グラットン著『ライフシフト~100年時代の人生戦略』は、マインドリセットにオススメの名著。

 

あたらしい未来を作るのは、いつでも、新しい技術でした。

この技術を生み出し、操り、夢を見る人、夢を形にする人が、何を考え、どんなエキサイティングなことに取り組んでいるのかを知ることで、

未来がどんな世界になるのか、親は何を準備しておけばいいのか、子育てにどう向き合えばいいのか、

こういった大きな問いについて、考える手がかりになると思います。

 

19世紀後半にイギリスで産業革命が起きて以来、工業化の波は、否応なく世界を席巻しましたよね。これは史実。

そして今、「第4次産業革命」が進行中と言われていますが、これについて、生活のなかで実感を伴って感じている方は、どのくらいいらっしゃるでしょうか?

ふだんの生活のなかでは、それほど大きな変化は感じていない方のほうが、今はまだ、多いのではないでしょうか?

 

それは、AI社会で起きている変化が、指数関数的(エクスポネンシャル)だから、と説明されています。

エクスポネンシャルな変化は、最初のうちは変化が小さくて、見えにくいけれど、短期間のうちに、急成長・急上昇して、広範囲に広まり、既存の体制や市場を破壊し、世の中を、一気に変えていくのが特徴です。

一度はじまった変化の波は、破壊的技術革新となって、大企業をも呑み込んでしまいます。

 

近い未来に、日本も、否応なく席巻されるであろう、この大きな変化について、未来のカリスマ御三方の活動を知ることで、わかることも多いと思います。

 

[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]では、未来をつくる、注目のカリスマ3名のご紹介でーす[/voice]

カリスマ未来人ベスト3

大注目の未来学者:レイ=カーツワイル氏

 

「2045年にシンギュラリティが起こる」と、はじめに予測した未来学者が、レイ=カーツワイル氏です。

NY生まれで、ユダヤ人の父親を持つ彼は、「小さな頃から、父親譲りの記録の収集癖があった」と、自著で語っています。この癖が、のちに情報学への興味の礎となり、AIの研究開発につながったのだそうです。

現在は、Google社で、機械学習で自然言語処理の開発を担当し、2008年には、米シリコンバレーに、「シンギュラリティ大学」を共同設立しました。

主な著書(邦訳)は、『シンギュラリティは近い』で、『ポスト・ヒューマン誕生』のエッセンスを集めた簡易版となっているので、初心者にもオススメです。

バリ文系オトナ女子のなごみが、最初に彼の本を読んだ時には、一体何が書かれているのかさっぱりわからず、(-_-;)、咀嚼するのに、えらい時間がかかりました。2回読みましたが、まだ本当に理解してるのか自信がありません。

だって、イメージできないんですもん。。。

けれど、SF映画の『ゴースト・イン・ザ・シェル』『エクス・マキナ』を観たら、AIと共存する未来が、一体どんなことなのか、だんだんイメージできるようになりました。


[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]映像の力ってすごい。。。唖然 [/voice]

これらの映画には衝撃的なシーンが多く含まれていますので、お子さまが大きくなったら一緒に観てあげてくださいね。

 

アメリカのカリスマ起業家:イーロン=マスク氏

 

日本ではあまり知られていないかもしれませんが、アメリカの週刊誌にはよく登場する、カリスマ起業家のイーロン=マスク氏。LIFE誌の表紙にもなった、ビリオネア(billionaire)です。イーロンマスクのTEDのプレゼン動画、驚きのアイディアがつまっていて衝撃的でした!

 

小さなIT企業を学生時代に起ち上げたのを皮切りに、電気自動車の「テスラ」、アメリカ・ロスアンゼルスの都市部の渋滞を解消するために起ち上げた、地下トンネル採掘・物流を行う「ボーリング」、火星を植民地化する宇宙開発の「スペースX」など、数多くの驚きのアイディアを発案し、まわりを巻き込んで実行していく、ホットな起業家です。

彼の所有する企業の時価総額は、Teslaが563億米ドル(約62兆円)、SpaceXが200億ドル(未上場なので推定、約22兆円)など、全部合わせたら、将来的に100兆円に届くのではないかと言われており、市場での期待度の高さが伺えます。

映画俳優のような甘いマスクで、冗談をまじえながら堂々とパフォーマンスをする姿は、まさにカリスマ!起業家として成功したければ、起きている時間ずっと働け!とかスゴイことを平気でおっしゃるのが面白い!

 

日本の魔法使い:落合陽一氏

 

ジャーナリストの落合秀彦氏のお子さんで、文系の祖父母・ご両親に育てられ、理系研究者兼アーティストになられた、「りけたま!理系子育て」ブログの希望の星、「現代の魔法使い」こと、落合陽一氏です。

2017年11月19日放送の「情熱大陸」(MBS)に出演して、さらに知名度がアップしました。

トレードマークの全身黒のファッションはイッセイミヤケ、主食はグミのゲーマーでもあります。

筑波大学で「デジタルネイチャー研究室」を持つ助教授である一方で、セカオワのMVにもコラボするなど、メディアアーティストとしても知られています。

彼が開発に取り組んでいるのは、宙に浮く物体、宙に浮く映像、どこからともなく聞こえる声、…。

どれも魔法のようですが、落合氏にかかれば、それは技術で実現可能なことの、ほんの一部です。

 

落合陽一氏の著書に、『これからの世界をつくる仲間たちへ』『超AI時代の生存戦略~シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト~』があります。

日本人だし、生きている時代背景が重なる部分があるからか、彼の著書は、比較的すんなりと、内容が頭に入ってきました。けれど、頭の回転がもの凄く速くて天才的なひらめきが溢れ出ているのが、彼の文章からもビシビシ伝わってきますので、付いて行くのが大変でした。。。

『これからの世界をつくる仲間たちへ』では、彼より年下のすべての人に対する愛情が、ちらほら見え隠れするので、中高生、大学生にもオススメしたい人生の指南書です。

また、ホウドウキョクの動画でも、落合陽一の勉強法「学問のススメ」が語られていて、とっても参考になります!

カリスマ未来人に共通する特徴


  • 理系の素養があり、おもしろがって突きつめる力がある

 

  • 身近な生活課題を、新しい技術で解決しようとしている

 

レイ=カーツワイル、イーロン=マスク、落合陽一。

ここに挙げた3名のカリスマ以外にも活躍中の理系出身者は大勢いて、これからもっと出てくると思います。

 

理系の素養があり、自分で解決したい課題があって、面白がって取り組める頭と体力があること。

これが、3名には共通しています。

 

とはいえ、イーロン=マスク氏の火星移住計画は、なごみには、まだあまり身近に感じられませんがね~(笑)まずは月面探査レースで、日本から唯一参加するHAKUTOを応援していきたいと思っています!

 

かなえたい夢は、最初からひとつに絞らなくてもいいのです。

実現可能性の高いものからスターウォーズのようなものまで、色々取り揃えて、並行して取り組んでいってもよいのだと、なごみは思いました。技術は、色々な方面に応用できますからね~。

 

親が子どもにしてあげられること

 

理系の素養を身につけさせてあげることが、まず第一です。

じつは、「現代の魔法使い」こと落合陽一氏は、なごみの身近な人と面識があり、彼とのお話で印象にのこったフレーズがありました。それは、

これからの子どもは、算数と理科をがんばった方がいい。

というもの。

 

シンプルですが、心に響く、力強いメッセージです。

彼のように、技術の最先端を走っている方だからこそ見える、未来の世界のかたちが、このメッセージの根底にあるのだと思います。



算数には高等数学も含み、理科は、物理とコンピュータに、その子の好きな化学や生物などをプラスして、とのことですから、高校まで継続して、理系の勉強を頑張れる、モチベーションのある環境に身を置くことが、お子さんにとっては、のぞましいですね。

大学入試は、学習において、最も高いモチベーションになるので、理系重視の大学入試へと改革されていくことを、切に願います。

2020年の大学入試改革については、こちらの記事をご参照ください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

一人でも多くの子どもたちが、人生100年時代をハッピーに生きられますように!