宿題しない子のやる気と集中力アップ!イライラしないご機嫌ママでいる8つの方法

「そろそろ宿題の時間だよ~」

「宿題やらないと、明日学校で困るんじゃない?」

「いい加減に宿題やんなさい。」

「もう宿題なんてやらなくていいよ!あした学校で、先生におこられておいで!」

。。。こちら、なごみ家の夕方のワンシーンですが。(;^_^A

 

小学校にあがると、毎日のように出される宿題は、学習習慣を身につけるペースメーカーとして、とってもありがたいツールですが、同時に、ご家庭での親子「宿題しない・しなさい攻防戦」を勃発させる火種にもなります。

やらないといけないと頭ではわかっているのに、なかなかはかどらない様子に、ママはだんだんイライラして、戦線は悪化の一途をたどりがち。パパが一喝すればすぐ済むのに、相手がママだと、つい甘えてしまうんでしょうね。

この負のスパイラルを抜けて、宿題をしない子の心理に寄り添い、親はイライラしないで、お子さんがさささーっと宿題に取りかかるには、どうすればよいのか?

おなじ悩みを持つ親御さんは、少なくないと思います。私もそうです。

 

とくに、外では優等生タイプで通っている上の娘が、頑として宿題をしないで、毎日2時間ほどウダウダしていた小学校低学年の時期は、相当悩みました。( ;∀;) 当時は、宿題をしようとし始めてから終わるまで、4時間かかることもザラで、下の子がまだ目の離せない3・4歳児の間は、宿題しない・しなさいの毎日の攻防戦は、終わりのないの苦行のように思えました~。

逆に、いつものほほんとしてラクチン大好きな3歳下の子の方が、宿題も明日の準備も、ちゃちゃっと済ませます。第二子の要領の良さのおかげかもしれませんが、もしかしたら、私がアプローチの仕方を変えたことが、功を奏したのかもしれません。

今回は、なごみ家で試したやる気スイッチを押す方法の中から厳選して、「子どもが宿題をやる気になって集中する8つの方法」をまとめました。

 

宿題したくない子の心理

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✔ 忙しくて体が疲れている

✔ 人間関係の悩みで心が疲れている

✔ 宿題以外の他のことに没頭している最中

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宿題をしないといけないことは頭ではわかっているのに、勉強はむしろ好きなほうなのに、何に対してもやる気が起こらないことが、子どもにもあります。それは、疲れている時。大人だって、そうですよね。

身も心も疲れてしまっているときは、ちゃんと休むしかありません。友達関係や環境の変化が影響している場合もありますので、気長に見守ってあげましょう。できるだけストレスが解消できるよう、公園に連れ出したり、多忙過ぎるようなら、スケジュールを見直して、習い事やお出掛けを減らして、睡眠時間とぼーっとできる時間を確保してあげましょう。

宿題以外のことに没頭しているときは、時間を決めて、先にそれを堪能させてから、宿題をする時間に移行するのが、子どもにとっても無理がなく、親もイライラせずにすみ、平和です。

でも、それら全部がクリアされているように見えるのに、それでも宿題をやらない子も、中にはいると思います。そういったケースで、子どもを宿題する気にさせるには、一体どうしたらいいのでしょうか?

 

宿題に向かうやる気と集中力を高める8つの方法

  • やる気を高める(導入時点までの気持ちの切り替え)
  • 集中力を高める(宿題の最中に、興味を他に移さない)

この2点を実現するには、それぞれアプローチがちがいます。

以下の8つの方法のうち、最初の4つはやる気を高める方法で、後半の4つは、集中力を高める方法です。

見通しを持たせる

「見通し」とは、幼児教育の用語で、年長さんの時期に、毎日の日課を決まった順序で繰り返し、時間配分や行動の順序を覚えさせることです。小学校での集団生活にスムーズに移行できるように、園では、毎日の生活を見通しを持って過ごすことが大切です。

とはいえ、これを家庭でおこなうのは、けっこう大変です。リラックスしたりだらだらしたりする時間も、人間には必要だからです。ただし、宿題は、毎日決められた日課なので、話は別です。こころを鬼にして取り組みましょう♪

1.宿題をする時間を、「その日の朝」に決めて約束する

見通しを持たせるために、朝のうちに、その日の放課後のスケジュールを話し合います。親が押し付けるのではなく、子どもが自分で「この時間にやる」と言い出すように、会話のなかで誘導します。

2.放課後の遊びから帰宅したら、夕方~夜の時間の使い方を宣言させる

友達と遊ぶ約束をしている日は、もちろん遊びが優先です。遊んだ後はおなかが空くのでおやつを食べながら、その夜の時間の使い方を宣言させます。(例)5時半から宿題、7時に夕ご飯、8時にお風呂、9時に寝る、など。

そのスケジュールを忘れないように、子ども自身に、紙や黒板に書かせます。

頭ごなしにあれやれこれやれと言っても、反抗するだけなので、子どもの意思を尊重する気持ちを持って、1と同様に、子どもにスケジュールを決めさせて、親はそれを守らせるタイムキーパー役に徹する方がいいです。

 

スケジューリングの大切さを心と頭で理解する

3.「学校では教えてくれない大切なこと8 時間の使い方」を読む

なごみ家で大人気のマンガ、「学校では教えてくれない大切なこと」シリーズの「時間の使い方」は、スケジューリングのヒントが満載!子供がわかりやすいお話仕立てで、笑いながら、大切な時間を無駄にしない方法を学べます。

 

4.爆笑のTEDプレゼン「先延ばし魔の頭の中はどうなっているかby ティム・アーバン」を観る

 

これを観た後の娘は、安堵感に包まれていました。

[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]な~んだ!やらなきゃいけないってわかっているのに、他のことをしちゃうのは、私だけじゃないんだ![/voice]

ってね!( ´艸`)

彼女の頭の中の「理性的判断マン」が育つまでは、ママが「パニックモンスター」の代わりをして、やばいよって知らせてくれてるんだね、と感覚でわかったようです。わかりやすい子どもが描いたようなイラストのおかげかな。このTEDプレゼンターには、ほんとうに本当に感謝!

 

集中できる環境を整える

5.ダイニングテーブルをきれいに片づけて、下の子は友達の家に遊びに行かせてもらい、静かな環境をつくる

娘のりけねこは、自分の部屋で一人で勉強するタイプではないので、宿題はいつもダイニングテーブルでやります。子どもが帰ってくる時間には、ダイニングテーブルの上を片付け、余計なものが目に入らない環境を作ります。

幼稚園児が一緒にいると、たえずちょっかいを出したり、仮面ライダーのテレビ番組を見たがったりして、上の子の集中が途切れがちになるので、可能なときは、放課後、近所の友達の家に遊びに行かせてもらいました。(そのかわり、別の日にお友達をうちでお預かりします。)

何にも目に入らない、誰にも邪魔されない、静かな環境だと、集中力はおのずと高まります。

 

脳科学の力を借りる

6.ツボ押し

集中力を高めるツボで、気軽にマッサージできるのが以下の4つ。疲れてきたなと思ったら、お子さまには弱めの力でマッサージしてあげると、頭がすっきりして、また、宿題に戻ることができます。

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 〇 頭頂部にある「百会(ひゃくえ)」のツボ

 〇 こめかみ

〇 アイホール(目の周りの骨との境目)

 〇 手首の真ん中にある「陽池(ようち)」のツボ

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7.クラシック音楽を小さめの音量で流す

クラシック音楽は、精神を安定させて、学習効果を高めると言われています。なごみは胎教でクラシックを聴くようになり、なかでも、モーツアルトはリラックスするのにも、頭をすっきりさせるのにも良かったので、子どもが落ち着かない時や、じぶんが優雅な気持ちになりたいときに、モーツアルトの音楽を流したり、ピアノで「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を弾いたりします。

集中力を高めたいときは、マーチなどのテンポの速い音楽が、とくに効果的なのだとか。(フジテレビ系『あるある大辞典』で以前、特集されていました。)「ボギー大佐」、「剣士の入場」、「トルコ行進曲」、「威風堂々」など聴いたことのある有名な音楽が収録されているので、こちらもオススメです。

 

番外編:おまじない

8.レイキ(霊氣)で邪気を払い、集中力アップのイメージをする

これはもう、完全に気休め。笑。 科学的根拠は何も示せませんが、神社やお寺でお祓いをしてもらうのの、家庭バージョンと、とらえてください。

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(方法)

ノートを開いて、子どもを椅子に座らせて、かるく目をつぶらせます。

「ママがレイキするね。」と一声かけ、邪気を祓う。(オーラクリーニング)

集中力アップして宿題がはかどる娘の姿を思い浮かべ、金色の光に包んで(イメージのなかで)、10秒くらいそのままイメージを続けます。

目を開けさせます。 [/btn]

ひいばあちゃんが気功の達人、義理母がレイキマスターという、ちょっと変わった家庭環境のおかげで、なごみ家では「氣」という概念がふつうに存在しているので、できる方法かもしれません。ヨガや瞑想をやっている方にも身近に感じられる方法だと思いますので、興味があったら、試してみてくださいね。

 

静かな環境、ツボ押し、クラシック音楽(マーチ)、レイキ。

いずれも、効きめは短時間。最長で45分しか続かない、子どもの集中力の限界を超える要求を、親がしないように注意してあげましょう。休憩をはさみつつ、「宿題ができる自分」という肯定的なイメージを、子ども自身が持てるように、導いてあげましょうね。

イライラしなくなったら、シワもできないし、大きな声で怒鳴らなければ、声もしゃがれないし、親にとってもいい事づくめです。

 

効きそうで効かなった3つの方法

1.学校から帰って来てから、すぐに宿題をする約束を、学校から帰ってきた時点で交わす

前もってこころの準備ができていないと、ついつい反抗してしまうタイプのようです。( ´艸`)

よって、約束をするのはその日の朝。これを忘れないようにしています。

2.宿題が終わったら、ごほうびをあげる約束をする

ごほうびへの「期待感」が、脳科学的には、集中力を高めるのに効果的って、どこかで聞きましたが、うちの場合は逆効果でした。ごほうびがあることを事前に告げると、何度もそれが頭をよぎってしまうためか、学習に集中できなくなってしまい、挙句の果てに、宿題をする前にごほうびを欲しがり、もらうまでは一歩も動かなくなるという。笑。

普段は物欲があまりない娘なのに、宿題とごほうびが同時に交渉のテーブル上に一緒に出されると、何としても先にごほうびをもらおうと思ってしまうようでした。

年齢的なものもあるのかな~。。。もう少し大きくなったら、効果がある方法なのかもしれません。

3.宿題仲間を家に呼んだり、ママが隣で別の勉強をする

「一緒に頑張れる友達がいればできるかな?」との淡い期待は、毎回見事に打ち砕かれ、お友達は宿題を終わらせて帰っていくのに、うちの子は半分以上やり残したままでした。友達の方に興味が移ってしまい、自分の宿題はそっちのけで教えてあげていましたから。。。

つぎは、「親の背中を見て子供は育つって言うじゃん?」と、私もじぶんの教科書を開いて例題を解いてみましたが、娘はずっと私の一挙手一投足に「これは何?」「あれは何?」と興味津々で、質問の嵐。

結局、友達やママのやっていることが気になって、自分のことに、全然集中できなかったようです。

この方法でうまくいく例も、身近なお友達の間で聞いたことがあるので、誰にとっても効き目ナシということはありません!試してみる価値は、あると思います。

 

ほかにも沢山の失敗談がありますが、長くなるのでここでは省きます。なごみの子育ては、文字通り、試行錯誤の連続で、なんとまあ不器用にママしてるんだろ~なと、自分で自分が笑えてきます!あなたもどうぞ笑ってやってください。だはは

 

先に挙げた、8つの成功事例をご覧いただくとわかるのは、

見通し、環境、気持ちの3要素が一体となったとき、宿題やらない問題は、解決の道に向かいます。

終わりのない苦行ではないので、イライラするだけ損というもの。宿題したくない子の心理を知り、脳科学の力も借りて、平和な家庭を取り戻しましょう♪