算数が得意になる!親ができる苦手克服サポート6つのコツ

STEM(Science, Technology, Engineering, Math)は、世界中で人材育成が急がれている分野。

算数は、Mathですね。STEM教育の、最後の″M″です。

理系の勉強をながく続けていくには、算数脳、すなわち、基礎的な計算力(四則演算)と空間把握力を、小学生のうちにしっかりと身につけることが、とても大切です。

でも、うっかりミスが治らないわが子にイライラしてしまうことってありませんか?叱ってしまったら逆効果だとわかっていながら・・・なごみは反省の日々です。

では、どうすれば、わかりやすく教えてあげられるのか?子どもの算数脳を育てることができるのか?

今回は、算数が苦手なこどものために、親ができる苦手克服サポートの6つのコツについて、まとめました。

 

こんにちは、理系子育て案内人のなごみです。

子どもたちが将来、好きなことで食べていける大人になるには、理系の素養があった方がいいと思い、理系子育てをしています。

理系子育てをはじめたきっかけは、ブログについてを、そして、おうちでできる理系子育てアイディアについては、

AI社会を生き抜く!文系親が子どもを理系に育てる10の方法(前編)および、文系親が子どもを理系に育てる10の方法(後編)をご覧ください。(^^)

 

上の娘は、算数がちょっぴり苦手でした。

まわりの子達は、この地域で有名なそろばん塾に通う子が多く、計算力がしっかり身についているようで、のんびりした地域から今の学校に転校して以来、すっかり自信をうしなっていた娘のりけねこを、なごみは放っておけませんでした。

その日から、育児と家事と仕事の合間を縫って、算数が得意になる方法を片っ端から調べ、親子で、試行錯誤を重ねてきました。

その甲斐あってか、本人の頑張りがついに実り、娘は算数が得意になり、自分に自信が持てるようにもなりました。

小学校中学年からでも遅くない、わが家のリアルな算数苦手克服の体験談をお伝えします。

 

算数好きへの道、キホンの「キ」

数、すうじへの興味は、赤ちゃんのころから、親御さんの語りかけによって、徐々に育てていくことができるそうです。

[btn class=”bg-yellow big lightning”]小さい頃から、生活のなかで、時計の数字に注目させたり、目に見えるものの数を数えたり、お風呂で100まで数えたりして、数への興味を育てるのが大切[/btn]なんだとか。

[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]なるほど!やって来なかったわ!のんきな母さんをゆるして…( ;∀;)[/voice]

計算はきたえれば、誰でも得意になれる。でも、学校の授業での演習量は減っているから、それだけでは足りない。積み重ねが大切。

という主旨のことを、エルカミノの村上先生はおっしゃっています。

 

鍛えれば、誰でもできるってところに、うっすらと希望が見えて参りました~~。笑

 

数や時間への興味を育てずに後悔・・・

 

上の娘が小さい頃は、工作やダンスや音楽などの表現活動をメインにした情操教育をしていて、

娘は数にあまり興味を持たなかったこともあり、積極的には数に触れないまま、小学生になりました。

小学1年の冬に都内で引っ越しをして、それまで通っていた小学校よりも進度の速い学校に転校した娘は、

新しい学校のクラスのみんなに追いつこうと、彼女なりに必死でがんばりました。

担任の先生が、補習目的で出してくれた一日4枚!もの算数プリントにも取り組みましたが、その頃にはすっかり、算数への苦手意識が育っていました。

くり上がりのある足し算、くりさがりのある引き算、九九の6の段と7の段は、小3まで苦手でした。

 

では、算数は苦手克服できないのか?もう、遅いのか?

けっして、そんな事はありませんでした。

 

小4から算数が得意になる

小3の春から、算数の自宅学習をはじめた娘のりけねこ。

1年後の、小4の春には、学校のテストで100点を取れるようになり、だんだん効果が感じられてきました。

小4の冬には、ついに、塾の毎月の確認テストで、校舎1位になるという、誰も想像していなかった快挙を達成!

たぶん、一番おどろいたのは娘。笑

 

いやはや、本人がよく頑張ったおかげです。手放しで、ほめてほめて、可愛がりましたよ~♪

 

算数という科目は正解がひとつですから、できる・できないが、子どもの目にも、顕著にわかるものです。

そして、小学校中学年では、解き方を知らないと解けないけれど、知っていれば、解けるレベルの問題しか出ません。

算数のセンスとか、天才的なひらめきとかは、必要ないのです。

 

知っていれば解ける。

たくさん解いて、慣れれば速くなる。

ただそれだけ。

 

他の子よりもたくさんの問題を早期に解いていた子は、まわりよりも自分ができるので、

どんどん自信をつけていき、算数が好きになり、「好きこそものの上手なれ」で、自分から算数の学習を深めていくようになる姿は、娘のクラスで沢山見てきました。

 

つまずきながらの算数指導

まず、そろばんに通わせようと考えましたが、娘はどうしても行きたくないと言いました。

でも、結論としては、そのそろばん塾には、行かなくてよかったのです。

なぜかと言うと、その塾では、数か月後にトイレでの盗撮事件が起きましたから。あぶなかった~。

しかも、そもそも、そろばんは、年長~小1くらいまでには開始しなければならず、始めた当初は、そろばんを頭の中のイメージで作るために、集中的に、週3~4回通うのだとか。そんなに通えない。。。

 

時すでに遅し。Σ( ̄ロ ̄lll)

 

そろばんには通いませんでしたが、算数が得意になりたかった娘は、自宅学習の形で、正確に速く計算できるようになるための練習をはじめました。

 

自宅学習のドリル選び

まずは、計算ドリルを購入しました。本屋さんで色々見くらべて、四谷大塚の問題集が面白そうだったので、「はなまるリトル 3年生算数」を購入。

教育のプロがよく考えて作ったとわかる、充実した内容のドリルでした。なごみ的には、星☆☆☆☆。

発展問題は、頭の体操のようで、大人でもちゃんと考えないと解けないくらいの良問でした。

なんとかがんばって半分くらいまでやりましたが、最後までは続けられませんでした。でも、いいドリルでした。あざっす!

 

ここで気がついたことは、つぎの4つでした。

[btn class=”bg-yellow big lightning”]

・簡単な足し算、引き算、かけ算を、1日1枚やるスタイルがよい。

・バツはつけない。まちがった理由を、すぐに教えてあげると素直に聞く。

・概算の暗算をするトレーニングが必要。

・頭の体操っぽい問題はおもしろかったようだ。

[/btn]

 

まず、[btn class=”bg-yellow big lightning”]計算ドリルを、1日1枚はがして書き込めるタイプ[/btn]に変えました。この変化は、小さいようで大きな効果がありました。

通常のブックタイプとくらべて取り扱いが簡単で、億劫にならないんです!学習準備時間の時短になりました。

惜しい計算ミスを減らすために、まずはできるだけ、場数を踏みました。

 

 

答え合わせはすぐに、青えんぴつでやさしく説明

[btn class=”bg-yellow big lightning”]答え合わせ、丸つけはすぐにやります。[/btn]

あっていたら大きく丸つけ、まちがったところにはバツはしません。プライドを傷つけないためです。

その場で、まちがった理由と、どうすれば正解できるかを、やさし~く、にこやかに説明すると、素直に聞いてくれました。

 

笑顔、笑顔。(^▽^;)

イライラしそうになった時は、自分で自分のツボを押して、イライラ解消しましたよ!

 

<イライラ解消のツボの記事はコチラ→>イライラしないご機嫌ママでいる8つの方法

 

まちがった理由については、「ここは、6×7のかけ算のまちがいだったね。」と子どもに言ってから、『6×7のかけ算のまちがい』と、ドリルに[btn class=”bg-yellow big lightning”]青えんぴつで書き込み[/btn]ます。

[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]赤えんぴつで直されると傷つきますが、青えんぴつなら素直に聞ける。青えんぴつの魔法![/voice]

 

概数での計算=概算

計算ドリルでひっ算をするのと並行して、頭のなかで、[btn class=”bg-yellow big lightning”]概算の暗算をする[/btn]ように、促しました。

最初はむずかしいので、ここは親も気合を入れて、じっくりと向き合います。わからなくて当たり前と、思うようにしてあげましょう。

 

[btn class=”bg-yellow big lightning”]

概算とは、「おおよその丸めた数字で、仮にする計算」のことです。

(例) 39+19 は、概数に直すと40+20=60。

両方の数字から1ずつを引くと元の数になるので、60-2=58[/btn]

 

ひっ算だと、39と14の1の位同士を足して、くり上がって、10の位同士を足すという手順を踏みますが、

概算をすれば、大幅に時短で計算できます。

お風呂のなか、ドライブ中、電車で移動中など、紙と鉛筆のない会話のなかで、概算して遊びます。

 

4,5年生の学校の授業では、「くふうして計算せよ」などという概算の問題が出るので、

概数に慣れておくと、後々、とっても役立ちます。

 

ドはまりした算数パズル

 

一番ハマった算数ドリルは、こちらの宮本算数教室の賢くなるパズル。入門編から始めました。

 

このドリルを、ダイニングテーブルの上に置いておくと、朝ごはんの前に一枚、宿題そっちのけで2枚、お風呂に入る時間なのにもう1枚と、夢中になってやっていました。

好きこそ物の上手なれ、とはよく言ったもので、

親から言われなくても自分からすすんでやって、いつのまにか計算が速くなっていきました。

ゲーム感覚で遊ぶのが、おもしろかったんでしょうね~。賢くなるパズルには、感謝感謝です!

[btn class=”bg-yellow big lightning”]賢くなるパズルやナンプレといった、算数パズルを、ゲーム感覚で解く[/btn]習慣を持つことは、頭の準備体操にぴったりだったなと思いました。

 

まとめ

お子さまの算数脳を育て、算数の苦手克服のために、親が自宅でできるサポートのコツは、以下の6つです。

 

  • 小さな頃から、数字への興味を育てる
  • 1日1枚書き込み式の計算ドリルで、四則演算をたくさんこなす
  • マルつけはすぐに、子どものプライドを傷つけないようにする
  • 間違った理由の説明は青えんぴつで記入する
  • 概算の暗算をする
  • 賢くなるパズルやナンプレをゲーム感覚で解く

 

お子さまの勉強をみてあげている時にイラっとしたら、百会のツボ、こめかみ、陽池のツボを、押してみてくださいね。( ´∀` )

 

小学校5,6年生になると、算数の抽象的な概念が登場したり、まわりの子達との差がどんどん開いてしまったりして、

算数に苦手意識を持つ子は、算数を避けて通るようになり、嫌いになってしまうこともあります。

まだそんなに内容が難しくない小学校中学年のうちに、算数の苦手を克服して、自信をつけることができれば、

お子さまの進路や、将来の職業選択の選択肢が、広がっていきます。

 

フルタイム共働きで、お子さまの学習サポートがむずかしいご家庭は、小学校高学年から通える高校受験向けの塾講座もオススメです。

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。(^^)

算数好き、理系好きが、増えますように~♪