理科(理系、自然科学系)コンクールは、中学生・高校生になると応募できるものが格段に増えますが、
今回は、数少ない、「小学生から応募できる理科コンクール」を一覧にまとめました。
日本と世界の未来を担うリケダン・リケジョ、理系のたまご、りけたま必見です!
お子さまご自身が、じぶんの自由研究や日々の観察・実験活動を、より充実した内容にしたいと思えるよう、
モチベーションアップのために、各種団体の理科コンクールを、ぜひ利用してみましょう。
こんにちは、理系子育て案内人のなごみです。
人生100年時代をハッピーに生き抜く力を子供が獲得できるように、理系子育てをはじめました。
くわしくは、ブログについてをご覧ください。
また、お子さまが小さいころから、生活のなかで理科に触れるコツをまとめた、AI社会を生き抜く!文系親が子どもを理系に育てる10の方法(前編)と(後編)も、あわせてご覧くださいませ~。(^^)
では、さっそく、小学生向けの理科コンクールを見て参りましょう。
一つ目は、おそらく一番有名なコンクールです。
シゼコン
「自然科学観察コンクール」(通称:シゼコン)は、全国の小・中学生を対象とした理科自由研究コンクールです。
自然科学観察研究会と毎日新聞社が主催するコンクールで、オリンパスが協賛しているため、賞品にオリンパスのデジカメや電子顕微鏡があります。お台場にある未来館で、入賞者を招いたレセプションパーティーが開かれます。
募集期間:6月上旬~10月末
テーマ:動・植物の生態・成長記録、鉱物、地質、天文気象の観測など、自由。
[aside type=”warning”]全国規模の他の科学コンクールとの二重応募はできません。[/aside]
全国学芸・サイエンスコンクール
旺文社が主催する小学生~高校生向けのコンクールの理科部門。
理科・サイエンス部門のほかに、アート(ポスター)、書道作品、社会科の自由研究も、応募することができます。
入賞者のレセプションパーティーは、例年、ホテルオークラ東京で開かれます。
賞状・賞品以外に、旺文社教育奨学金という賞金が出るところが特徴でしょうか。。。参加賞はペンですけどね。
募集期間:6月中旬~9月下旬
応募資格:小学4年生~高校生まで。
テーマ:理科に関する内容で、自由。
[aside type=”warning”]全国規模の他の科学コンクールとの二重応募はできません。[/aside]
植物画コンクール
独立行政法人国立科学博物館の筑波実験植物園(茨城県つくば市)が毎年開催している、植物画コンクール。
応募期間は、例年は、9月初~10月末まで。(ただし、昨年(2017年)は、特別展示の関係で一か月期間が早まっていました。)
ご参考までに、2017年の募集要項PDFはこちらです。↓ ↓
(出所:つくば実験植物園HP)
2018年用は、あらたにアップされましたら、こちらのブログでもお知らせしたいと思います。(^^)
夏のチャレンジ全国小学生『未来』をつくるコンクール
進研ゼミのベネッセコーポレーションが主催する自由研究コンクール。
進研ゼミ生でなくても、応募できます。
第14回 夏のチャレンジ 全国小学生『未来』をつくるコンクール(2017年開催)のHPも、ご参照ください。
募集期間: ~9月中旬
テーマ:動・植物の観察、天体、自然現象、身近なものなど、学年ごとに指定。
[aside type=”warning”]他のコンクールで受賞した作品の二重応募はできません。[/aside]
1,2年生は、指定用紙があるので、ダウンロードして使います。
海とさかなコンクール
朝日新聞社が主催する、小学生向けのコンクールで、海とさかなに関してさまざまな作品を募集しています。
http://www.umitosakana.com/index.html
( ↑ 海とさかなコンのHPにとびます。)
募集期間:5月下旬~9月中旬
テーマ:海とさかなとわたしたち
内容:研究部門は、自由研究か観察図。創作部門は、作文、絵画、絵本、工作。大きさや枚数など、細かい応募規定があるので、HPで確認してください。
フマキラー 虫や植物とふれあうコンテスト
虫よけスプレーのフマキラーが主催する、小学生向けの「虫や植物とふれあうコンテスト」は、2017年で14回目。
年々、応募数が増え、盛り上がっているようです。
応募期間:7月下旬~9月下旬
テーマ:虫や植物について、自由。
内容:実験と研究部門が、通常の理科の作品です。それ以外に、音楽部門、作文部門、絵画部門、工作部門があります。
(↑ 2017年の募集要項のチラシです。出所:フマキッズこども研究所HPより)
筑波大学「科学の芽」賞
ノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎博士をたたえる筑波大学が主催する科学の芽賞。
朝永先生は、日本の子どもたちに、以下のような言葉を残されています。
ふしぎだと思うこと
これが科学の芽です
よく観察してたしかめ、そして考えること
これが科学の茎です
そうして最後になぞがとける
これが科学の花です
シゼコン同様、主催者の崇高な理念に、思わず敬服。
[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]自然にも、子供にも、生きとし生けるものすべてへの愛情を感じる~(T_T)[/voice]
http://www.tsukuba.ac.jp/community/kagakunome/
(↑筑波大学の科学の芽賞のHPにとびます。)
募集期間:8月20日~9月30日
応募資格:小学3年生~高校生
テーマ:自然現象の不思議を発見し,観察・実験して考えたこと。素直な疑問・発見があるもの。
以上、小学生が応募できる全国規模のコンクールをご紹介しました。
最後に、中学生以上が応募できるコンクールの一部を、ご参考までに、ご紹介しますね。
中高生が応募できる理科コンクール
中学生・高校生になると、専門的な内容のコンクールがどーんと増えます。
全国の生物好き、理科好き、ロボ好き、様々な興味を持った理系のたまご=りけたまが集まり、予選を勝ち抜いた学生さんが本選に出場する〇〇〇オリンピックや、より専門的な内容になった自由研究のコンクールなどがあります。
入賞すると、大学進学の際、推薦入試・AO入試の願書に書くことができます。
まあ、入試のためにやるわけではなく、あくまで自分の興味・関心・問題意識の発露の結果としてですが、将来、自分が専門にしたい分野が決まっている場合は、教授陣の興味を引くことは必至です。
理系の方々は、同じ言葉(自分に馴染み深い専門用語)で話せる若い仲間に出会えるのは、無上のよろこびだと、おっしゃいますからね~~~♪
化学グランプリ
2017年の募集要項(出所:公益社団法人日本化学会「化学グランプリ」HPより)
日本生物学オリンピック
2017年の募集要項(出所:国際生物学オリンピック日本委員会HPより)
日本学生科学賞(読売新聞主催)
2017年の募集要項(出所:日本学生科学賞HPより)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
理系子育てを通じて、親子でいっしょに、たのしく、学びを深められますように♪