【東京】中学受験向けの国語専門塾おすすめ6校の評判・口コミ

中学受験では、読解力と表現力が問われます。

大量の問題文を短時間に読み取るスピード。本文中の指示語「それ」が指す具体的な語句の抜き出し。筆者の主張の要約。自分の考えを記す作文。

都立中受検では、とくに、本文の要約と、自分の体験から導かれた考えを表現する作文の配点が多くなっています。

私立中受験では、今も、漢字の特別な読み方や、慣用句・ことわざ・故事成語などの暗記力も必要です。

4教科受験の場合、社会科で出題される、資料を読み取って小論文を書く問題も、読解力と表現力が必須です。

[aside type=”warning”]この時、字のきれいさ、漢字の正確さ、読むスピードは、小学校高学年で、すでに身についているものとされます。(;^_^A[/aside]

国語力は、継続のたまもの。

すべての教科の土台となる国語力は、一朝一夕で身につくものではありませんが、

説明文の読解・要約は、コツさえ知っていれば、すらすらと解けるようになるものです。

作文も、自分の体験の棚卸をして、10個くらいの作文ネタを事前にストックしておけば、試験でいかようにも応用することができます。

そのコツを知るには、その道の専門家のドアを叩くのが近道。

 

今回は、中学受験の合否の分かれ目となる、受験国語力アップのための国語単科の専門塾 in 東京を、ご紹介します。

 

なごみの体験や、周囲のママ友、大学の友人などの口コミをもとに作成したおすすめの国語専門塾のまとめです。

いずれの国語塾も、ほとんど宣伝はしていませんが、口コミで評判が広がり、5,6年生は満席になっていることが多いので、

入室をご検討の方は、早目にお問合せしておくといいと思います。

年度は、前学年の2月始まり、または4月始まりとなります。

[aside type=”normal”]国語専門塾は、単科のわりに授業料がお高めです!週1で月額25,000円~30,000円が相場。[/aside]




中央・総武線沿線の国語塾

大竹(新宿・国分寺)

国語専科・大竹教室は、新宿と国分寺にお教室があり、

通信教育もやっているそうですが、こちらはまだ評判を聞いたことがありませんので、通塾のみで書かせていただくと、

年長から入室でき、少人数制の作文・読解指導で、毎月テストがあるので、子どもの学習のペースメーカーに良いそうです。

 

国語専科・大竹 HP: http://www.kokugo.net/02course-info/index.html

 

鈴木国語(高田馬場)

高田馬場にある鈴木国語研究所は、とにかく先生が面白いと評判です。

そのアツさ・明るさには、もちろん、合う合わないがあるかとは思いますが、不安な気持ちの受験生には、頼もしく感じられると思われます。

小5、6生向けの中学受験用の講座があります。受験生でない、国私立の内部進学希望者は定員が少ないので、お早目のお申し込みを。

 

鈴木国語研究所HP: http://www.s-kokugo.com/ind-zygyo.htm

 

地下鉄丸の内線沿線の国語塾

和ゼミ(茗荷谷)

以前、りけたまナビでも取り上げた国語専門塾の和(かのう)ゼミナール。

その記事はコチラ→(都立中高一貫校向けの塾選び、おすすめは?塾なしでも受かる?)

こちらの塾の評判はとてもよく、なごみのまわりの、私立小に通うお子さまや私立中・御三家を目指すお子さまが通われています。

先生が穏やかで聡明で、入塾を検討したママさんが説明を聞きに行って、大体、ほれ込んで帰って来ます。笑

和ゼミナール HP: http://www5f.biglobe.ne.jp/~luciano/index.html

 

読解ラボ東京(四ツ谷)

東京・四ツ谷駅から徒歩3分のところにある読解ラボ東京は、元サピックスの講師だった方が開いている個人塾で、集団指導ではありません。

受験国語に特科しており、有名難関私立中・国立中の受験を控える子ども達が集まっているそうです。

お子さま個人個人のレベルや志望校にもとづいて、独自のカリキュラムを組んでくださるそうです!

新しくできた塾ですが、教育熱心なご家庭からの注目度は高く、2月開講の講座は、空きが少なくなっているそう。

 

読解ラボ東京 HP: http://dokkai-labo.tokyo/

 

二コラ(荻窪)

国語専門塾「NICOLLA」は、荻窪にある女子専門の国語塾。小5,6生が通えます。

代表のまきこ先生は、学生時代は日能研の先生、卒業後は、いろいろな女子校で国語の先生をなさっていたそうです。

体験授業料が10,000円と、有料!(◎_◎;)

ですが、女子だけなので、落ち着きのあるオシャレな雰囲気の塾で、のびのびした~~い女子にはうってつけだと思います。

 

国語専門塾NICOLLA(二コラ)HP: https://www.ni-co-lla.com/nicolla/




東急東横線沿線の国語塾

直井メソッド(自由が丘)

自由が丘から徒歩3分のところにある、直井メソッド国語専門塾は、『できる子・考える子を育てる本当の国語力』や『最強の作文術』の著書がある直井明子先生が主催する、完全個人指導の国語専門塾です。

他の塾もそうですが、とくに、私立中の受験塾と併用されているお子さまが多いそうです。

直井先生の著書↓

[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]じつは、なごみは大学生のときに、国語と英語と小論文の家庭教師をしていましたので、受験の国語の成績を上げるテクニックが存在することは、経験上、よくわかります。そのテクニックが、小学生でも使えるようにかみ砕いて説明されているのが、この2冊です。[/voice]

こちらの塾がお近くになくても、著書はとても参考になりますよ~!作文術は少しお高いですが、月謝と比べたら安いもの。3,600円の価値はあります。

 

直井メソッド国語専門塾 HP: http://www.edu-lab.jp/course02/

 

中学受験用ではないが、小学生向け国語塾

工藤(恵比寿、荻窪、たまプラーザ)

工藤順一国語専科教室は、受験用ではないので、私立中受験のテクニックを身につけさせたいというよりかは、

もう少しゆったりとしたペースで、学校教育の延長にある国語力を向上させて、

物語の主人公の心情を読み取ったり、独創的な読書感想文を書いたりすることを主眼としています。

小学校1年生後半から入室でき、講師1人につき生徒2人までの少人数指導が特徴です。

私立小に通うお子さまや、中学受験を見据えた教育熱心なご家庭のお子さまが、低学年から通い始めるケースが多いようです。

 

工藤順一国語専科教室 HP:  http://www.kokusen.net/about/

 

 

こちらに挙げました、大竹、鈴木、和ゼミ、読解ラボ東京、二コラ、直井、工藤のなかで、ご自宅から通いやすい塾は、見つかりましたでしょうか?

国語塾選びの参考にしていただけましたら、幸いです。(*^^*)

 

理系科目にも、文章問題の読解に国語力が必須なように、すべての教科の土台となる国語の読解力と表現力を育て、

小学生のうちに国語力をしっかりと身につけさせてあげることで、大学受験はもちろん、社会に出てからも役立ちます。

 

<中学受験向け、読解力を身につけるオススメまんが>

国語の塾は遠くて通えない、または行く時間がない。。。という方には、まずは、このマンガがオススメです。(^^)

スケモンというキャラが登場し、子どもが興味を持って読み続けます。

文章読解のコツがまだあやふやなお子さま向けなので、すでに読解ができる子には物足りないかも・・・

 

<保護者向け、子どもの国語力を伸ばす声かけの本>

福嶋先生の愛があふれる、親が読む用のアドバイス本です。小学校3年生~向けだと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

都立中高一貫校向けの塾選び、おすすめは?塾なしでも受かる?

都立中高一貫校を受検(受験)しようか、どうしようかと思い始めたら、

まずは、都立独特の問題形式である「適性検査型テスト」に対応した、塾選びを始めましょう!

私立中学受験とちがって、小学校での学習範囲を超えない出題のされる適性検査型テストですが、10年前は、地頭の良い子が1年間通信教育のみを利用、塾なしで受検して、合格した~!なんて話を耳にしましたが、それは昔のはなし。

年々、都立の問題は洗練されてきており、また、受検者の方も、受験勉強をしっかりしてきた子がほとんどで、その中でのたたかいにおいて、記念受検の児童がまぐれで受かることは、ほぼほぼ無いと言えます。

都立中高一貫校の合格者を毎年輩出している、オススメの塾をピックアップしましたので、塾選びのご参考になさってください。

 

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【中受初心者パパママ必見!】小学生の塾の帰宅時間は何時くらい?塾弁は必要?

都立中高一貫校の受験日はいつ?併願できるの?

都立中高一貫校の適性検査、親が解いてみた!合格ラインを目指すブログ

 

都立中受検の概況

2018年の都立中高一貫校の適性検査の受検が、去る2/3に、実施されました。

今年も高倍率のなか、齢12歳のおさなき受検生たちは、ご自分の力を精一杯に出して、試験に臨んだことと思います。

 

わが家では、二人の子どもの都立中高一貫校受験(受検)を考えており、上の子はご縁があってenaに通っていますが、

下の子(小1)の塾を選ぶ際は、色々な塾を検討しようと思い、昨年からリサーチを始め、そこで調べたことをまとめています。

 

都立中受の大誤解!!

 

  • 塾ナシでいけるっしょ

 

適性検査型のテストは、知能テスト+作文で、私立中受のような中学の範囲を先取りした詰込み教育は必要ない。だから、塾に行かずとも対策できる!という思い込みが、いまだにあります。私も、そう信じていた(かった)時期がありました~。笑

よく、塾なしで都立中高一貫校に受かった子がいるらしいよ~という話を耳にするかと思いますが、それは10年くらい前の話で、

enaの小学部代表の方曰く、今現在、合格した生徒のうち、塾に通っていなかった子は、100人に1人か2人、なんだとか。。。

小学校での既習範囲での問題だから、テストはむずかしくないのかと思いきや、入試問題を見てみると、

実際は、[btn class=”bg-yellow big lightning”]適性検査=学力テスト[/btn]

だということが、よーくわかりました。。。

この前提を、親子で理解した上で、2~3年かけてきちんと対策をして試験に臨む方が、合格に近づく可能性が高まると思います。

 

 

  • 都立中は複数校の受検ができる?

 

倍率の非常に高い都立中高一貫校ですが、受検日は2/3の一日だけなので、1校しか受検することができません。

よって、第一志望の都立中にご縁がなかった場合は、

  • 地元の公立中学に行くか、
  • 併願先の私立中学に進むか、

の二択になります。

 

お子さまが、地元の中学には行きたくないとか、せっかく数年間受検勉強を頑張ったのだから全滅は避けたい、という場合には、

もしもの時の私立中高一貫校への進学も、真剣に考えておかなくてはなりません。

 

ところが、適性検査型に似た「総合型」「21世紀型」の入試を用意している学校は、年々増えてきているとは言え、

偏差値の高い附属中といった人気校では、あまり目にしないのが現状です。

 

都立残念でした組が受験しに来なくても経営が成り立っているからでしょうか。

取りたい学生のタイプが、先取り学習をしてきた生徒だからでしょうか。

はたまた、親の経済力重視(だからコスパ重視の公立好きな親とは価値観が合わなさそう?)?

[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]まさか受験産業との闇協定が・・・??(;゚Д゚)なわけないか。笑[/voice]

おもいっきり妄想が入りましたが、・・・汗

適性検査型の私立への導入が、一定の範囲でとどまる理由は、色々あるのでしょうね。

 

なごみの個人的な意見では、大学入試改革21世紀型スキルの獲得を視野に入れると、

適性検査型入試に対応できる思考力を培った生徒が増えたほうが、学校全体の国立難関大学への合格実績が数年後に上がっていくと思いますし、

学習指導要領改訂に先駆けてカリキュラムの変更を行っている私立校と、都立中受対策をしてきた生徒の学力の親和性は、高い方だと思います。

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なので、学校側にもメリットをもたらす都立残念組の受け入れ枠としての総合型入試を、人気の私立校にも、今後はどんどん広げていただき、増やして行っていただきたいです!

 

都立対策のみを行っていた場合、現状では、併願で受かる見込みのある私立の選択肢が、かなり狭まることになりますので、注意が必要です。

(この事実は、都立専門の塾では、声高に教えてはもらえませんので、当ブログでひっそりとお伝えさせていただきます~。)

 

ちなみに、都立中の適性検査の問題と似た傾向の入試を行っている都内の私立中高一貫校は、こちらの記事にまとめました。↓ ↓

<関連記事>

都立中高一貫校の受検生が併願する私立校(共学、男女併学)一覧

都立中高一貫校の受検生が併願できる私立男子校、女子校

 

では、都立中受のよくある誤解が解けたところで、都立中高一貫校向けの対策コースを設置している塾で、合格実績のあるおすすめの塾を紹介していきたいと思います。




都立中合格者の過半数を輩出するena

城西・多摩地区にお住まいで、近隣の都立中高一貫校の受検を目指している場合は、都立専門のenaが、まず選択肢に上がってくると思います。

何年も前から多くの校舎を展開しているため、この地区での都立中の合格実績は、ena生がダントツに多いからです。

enaは、都立中高受検対策オンリーの塾なので、もし今後、私立校が第一志望になる可能性が高いようでしたら、こちらの塾は適していません。SAPIXや早稲アカ、四谷大塚、日能研などが選択肢になるでしょう。

 

enaの合格者は過半数超え(2018年入試)

[btn class=”bg-yellow big lightning”]

武蔵  85/定員120名

三鷹  85/定員160名

大泉  70/定員120名

立川国際  105/160名

南多摩  98/160名

富士   71/120名

[/btn]

定員の過半数は超えなかったものの、小石川68/160名、九段53/160名、両国35/120名、白鷗59/160名、桜修館52/160名と、各校それぞれに、多くの合格者を出しています。合計781名の合格者を誇ります。

[aside type=”warning”]「10時間以上指導したメイト生を含む」とあるので、純粋な本科生に、講習生・個別ena生をプラスした合格者数になっています。純粋な本科生の合格者数が知りたかったのですが!笑[/aside]

各校舎の合格率は、0~50%台とバラつきがあります。(出所:ena各校舎のブログより)

平均倍率7倍の都立ですから、2人に1人合格できるなら、それはもの凄いことだと思います!

 

enaの関連記事はコチラ>

都立中受の塾enaが小学生の授業料値上げ!理由は?家計への影響は?

 

栄光ゼミナール

 

「公立中高一貫校対策コース」を開講している栄光ゼミナールの、都立中合格者数は、300名。(2018年)

なかでも、桜修館は58/160名、白鷗は42/160名と、enaに匹敵する合格者を輩出しています。

学校別の対策に力を入れて、先生から学ぶというより、自分で解く力をつける方に重点を置いています。

各校舎の合格率は数字が出ていないのでわかりません。

 

市進学院

 

「公立中高一貫校対策コース」を開講している市進(いちしん)学院。

都内では、8校舎が都立中高一貫校対策コースを設置しています。数はあまり多くないですが、めんどうみの良さを売りにしているそうです。

千葉県内での校舎数がとても多いです。よって、千葉県の公立中高一貫校を目指しているお子さまに良さそう!

 

[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]個人的には、市進学院の速読講座がとっても気になっています。余談ですが・・・[/voice]

 

大原予備校は九段・東大附向け

水道橋・神保町・九段下駅が最寄り駅の大原予備校は、場所柄、千代田区立九段への合格実績が良いです。

都立ではありませんが、東大附属中の合格者はダントツで、3人に1人が大原生です。

また、大原の「SOKKURIテスト」は、無料の適性検査の模試で、定評があります。

 

早稲田進学会は小石川向け

 

早稲田進学会は、小石川向けの塾です。37名が合格しました。

武蔵境に本部がありますが、小石川の合格者のほとんどを出したのは、池袋教室です。

「小石川そっくり模試」も実施しています。




小石川が第一志望なら、私立向けの塾も視野に

小石川の適性検査の問題を見て頂ければわかるかと思いますが、この学校は、私立中受の問題と傾向が重なります。

求められる算数の計算力も相当なもので、そろばんに通っていた子なら簡単かもしれませんが、6桁の割り算とか、結構ほねのある出題がなされます。

また、開成や筑駒といった難関校を狙う層が、もしもの時のために併願する学校でもあるので、入学してからも、そういった生徒さんたちと一緒に勉強することになります。

なごみは、こちらの学校がとても好きで、「理科の小石川」の伝統である白衣を着た授業スタイルなんて、憧れてしまうのですが、もしうちの子が小石川を目指すなら、あえて私立向けの塾に、小3から入れようかなと思います。あとは、小1から市進の速読講座とか。フラッシュ暗算のそろばん塾とか。

塾漬けじゃん・・・(;^_^A

まっ、もう小5なんで、今さら遅いんですけどね~~~~っ

 

 

国語嫌いの駆け込み寺・和(かのう)ゼミナール

こちらは、都立中受のための塾ではありません。現代文や小論文を専門に、小4生~高校生までを教えてくれる、和(かのう)ゼミ。

宣伝は一切していないのに、口コミだけで人気が広がり、キャンセル待ちが続いている、文京区小日向にある国語専門塾。最寄り駅は茗荷谷です。

 

和ゼミナールHP:http://www5f.biglobe.ne.jp/~luciano/index.html

 

算数などは教えてもらえません。国語道場のような感覚で、ふだんの塾(4教科)プラスアルファの通い方が、適している塾です。

ツボをおさえた的確な指導で、問題文を読み取る力を向上させてくれます。読解や作文を苦手とするお子さまの苦手克服にオススメです。先生が穏やかで聡明な素晴らしい方で、お母さま方からの信頼は絶大です!

お月謝は、決して安くはありませんが、すべての学力のベースとなる国語力ですから、この投資がペイするとみるか、しないとみるかは、各ご家庭の判断次第。。。

なごみの友達は、まさに駆け込み寺だと言っていました。というのも、私立小で勉強嫌いになってしまったお子さま(しかもプチ反抗期)を1年間通わせてみたところ、勉強が好きになったし成績が上がったと、大満足の様子でした。

 

小4生   月2回、土曜夕方、1回1時間半。6,000円/月。

小5生~  週1回、金・土・日からえらぶ。1回3時間。24,000円/月。

 

国語塾は、和ゼミナール以外にも評判の塾がいろいろあります。お近くにお子さまに合う塾が見つかるといいですね!

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第三の選択肢:私立中受の塾+enaや大原の特別講座

 

まだ私立か都立か迷っている、どちらの選択肢も残しておきたく、お子さまのキャパ的にもダブルスクールが可能な場合は、とりあえず、大手の私立中受の塾に小3・4から通っておいて、小5までは私立中受用の勉強をしっかりやります。

私立用の塾は、大手だと、SAPIXや早稲アカ、四谷大塚、日能研が挙げられます。

そして、小6になってから、本当に行きたい学校をお子さまと共に決めて、私学志望なら、そのまま私立用の塾に通います。

もしも、都立志望だけど併願先の私立もいいところを狙いたいなら、私立用の塾に通いながら、小6の春休み・夏休み・日曜日には、都立用の塾を部分使いします。

都立中対策に関しては、enaや大原予備校など都立中受用の塾が提供する春期講習や夏期講習、学校別の日曜特訓、学校別そっくりテスト(大原)などの機会を、利用します。

もしかしたら、この組み合わせが、一番、志望校の選択肢に幅があって、安全な(全滅リスクの低い)対策かもしれません。その分、時間もお金もかかりますが、・・・。

 

都立中受の適性検査型テストでは、作文や科目横断的な問題形式に特徴がありますが、

土台となる基礎的な学力(計算力、読解力、理社の暗記力など)は、私立でも都立でも、共通です。

むしろ、私立中受向けの塾の方が、長時間学習になる分、細かく丁寧に学習を積み重ねることができます。

ですが、それを詰め込み教育と批判する方もいるし、睡眠負債や運動不足などの弊害を考慮すると、誰もができる方法ではありませんよね。

お子さまの持ち前の体力や、大量の宿題をパパっとこなす要領の良さなど、求められる能力も上がってきます。

ただ、人気の私立附属中も受験できるし、都立もあきらめずに済むので、この第三の選択肢が、最も手厚い都立中受対策と言えます。

 

まとめ

城西・多摩地区に強いena、「公立中高一貫校対策コース」を開講している栄光ゼミナールや市進学院。

大原予備校は九段に、早稲田進学会は小石川に、それぞれ、実績をあげています。

小石川が第一志望なら、あえて私立向けの塾に通うのも手です。

国語塾の和ゼミナールは、国語の駆け込み寺です。基本的には、小5-6年生の通塾を想定している塾ですが、小4のときに、道場のように通うものありかなと思います。

第三の選択肢として、私立中受の塾に通いながら、小6になってから、都立向け塾の特別講座を部分使いする方法もご紹介しました。

これなら、都立向け塾の課題である、併願先の私立受験対策も、手厚くできます。

 

お子さまとご家庭の方針に合った、最適な塾選びが、できますように!(*^^*)

 

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中学受験しない組へ~小学校高学年からの名門高校受験対策

 

 

中学受験しない組へ~小学高学年からの名門高校受験対策

 

中学受験はお金がかかる。

 

これは、少なくとも都内在住の当ブログ運営者・なごみの周りでは、まぎれもない事実です。

 

私立中学は、授業料やその他を含めた納入金が、年間100万円前後かかりますし、

私立中学に入るための小学4年生からの塾通いも、年間70~100万円ほどかかります。

小学校4年生から中学3年生までの6年間に、子ども一人当たり約500~600万円の支出が見込まれる計算です。

ちなみに、私立中高一貫校に通う子の多くは、中学受験が終わったら塾通いも終わり~。ではなく、

さらなる高みを目指して、もしくは、進度の速い私立校の授業についていくために、中学校に入ってからも塾に通います。

そのため、中学3年間、塾に通ったり家庭教師をつける場合は、個人差はありますが、さらに200万円前後の教育費がかかります。

[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]6年間の教育費に800万円って、ひと財産ですよね。(;^_^A [/voice]

 

小学生のうちは友達と遊ぶ時間を大切にしてあげたいから、低年齢からの塾通いはさけたいという親御さんもいますし、経済的な理由から、中学受験をしないことを決める親御さんも、少なくないと思います。

 

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私自身、とある公立優勢のエリアで育ち、高校までずっと公立の学校でしたので、自分の子どもたちが、義務教育のうちから私学に通う必要性が、あまり感じられずにおりました。

 

しかしながら、公立小学校・中学校の勉強だけでは、2020年から順次実施される教育改革・大学入試改革に対応できないのではないか?と危惧する親御さんも、少なからずいらっしゃると思います。

そんなご家庭のために、小学5・6年生のうちから、変わる高校受験に向けて、大手進学塾が、高校受験対策講座を開講する動きが広がっています。

 

どう変わるの?大学入試と高校入試

大学入試では、センター試験に変わって導入される「共通テスト」で、英語は「読む・聞く・書く・話す」の4技能を問う問題になるため、解答はマークシートだけではなく、記述式も入ります。

民間の英語資格の取得が推奨されており、上位校をねらう層は、高3の12月までに、英検2級~準1級程度の英語の学力を、身につけておく必要性があります。

高校入試では、2020年からの教育改革により新学習指導要領が順次実施される過程で、新科目「理数探求」が設置されますし、

小・中学校でも、プログラミングを含むICT教育やアクティブ・ラーニングが、学校現場で浸透していき、評価方法が確立されていくのにともなって、

これまでの知識を問う形式のテストではなく、考え方のプロセスや、科目横断的な思考力が、問われるテストに変わっていくと言われています。

 

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小学生向け公立名門高校受験の対策講座

早稲田アカデミーとSAPIXと市進学院では、小学高学年向けの、高校受験対策講座を開設しています。

その背景には、学習指導要領の改訂によって、2020年度から小学5・6年生で英語が教科として導入される教育改革があります。

もうまもなく始まる2018年度からは、移行措置として、それぞれの行政区域で順次、外国語活動(=英語)の授業が小学3年生からカリキュラムに組み入れられることになります。

こちらの講座では、中学受験コースでは学ばない英語の科目もあるのが、一番の特徴です。

それに、中学受験コースと比べて、通塾の負担は大幅に減りますが、継続的な学習習慣を身につけさせるには、ちょうどよさそうです。




早稲田アカデミー

「公立中進学コース(Kコース)」で、小学校5年生から、国語・算数・英語の授業を展開。平日週2。月謝は、小5が12,500円、小6で13,800円。

 

SAPIX中学部

小学5年生の受け入れを、昨秋から開始。国語・算数・英語に加えて、小6からは理科・社会の授業も行い、難関公立校の5教科試験に対応する。開講している校舎は限られる。

小5は週1で、月謝が14,580円。小6は週2で、月謝が24,300円。

 

市進学院

「名門高校受験コース」を、この春から開講予定。小5は英国数の3教科、小6は理社を加えた5教科。

市進学院のウェブサイト(市進学院の名門高校受験コース、小5.6生向けのページにとびます。)には、詳細情報(開講教室、授業料など)はまだ載っていませんでしたので、お近くに市進学院がある場合は、問い合わせてみてくださいね。

 

小学校のうちから高校受験のことを考えるなんて早過ぎる~と思いますか?

低学年のうちは、そうですよね。でも、高学年になると、だんだんと、親の心境の変化が、多かれ少なかれ、あると思います。

地元の中学校の様子などを人づてに聞くようになると、だんだん他人事ではなくなってきます。笑

 

これからの教育の大きな変化に備えたい気持ちはあるし、働き方改革や税制改革といった社会的な側面からも、こういうニーズは増えるんじゃないかとも思いました。

共働きの世帯では、親が家庭でこどもの学習まで見てあげられないので、中学受験はしないけれども、子供の勉強はきちんとしたいという、教育熱心な親御さんのニーズにも、応えているからです。

 

中学受験か、高校受験か

うちを含め、都立中高一貫校を受験しようと考えているご家庭にとっては、いっそのこと、倍率7~8倍の競争のはげし過ぎる都立中受はあきらめて、

せいぜい倍率が2倍強の都立高校受験に的を絞り、こういった高校受験対策講座に、小学高学年のお子さんを入塾させる方が、もしかしたらいいのかもしれないと、なごみは思いました。

 

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お得なのはどっち?都立中高一貫校と名門都立高の偏差値

 

そうすれば、貴重な小学校時代に、夏期講習漬けの夏休みではなく、家族でキャンプをしたり、友達や遠方の親戚と遊んだり、旅行したり、時間もお金も、自由に使うことができます。

新学習指導要領で問われる「思考力」や「表現力」といった能力は、机に向かう勉強だけからではなく、アートやスポーツ、自然とのふれあいの中でも、育まれるものだからです。

それに、中学受験対策に時間を割かなくてはいけないうちは、これから必要性の増す「英語」の勉強時間を確保するのは、至難の業ですが、高校受験対策コースなら、英語を定期的に学ぶことができます。

 

高校の授業料無償化には頼れない

高校の授業料が実質無償化される就学支援金制度が2010年度に開始されましたが、

2016年度から所得制限が課され、世帯年収910万円以上(厳密には、市町村民税所得割額が30万4,200円以上)のご家庭のお子さんが私立高校に通う場合、授業料は全額かかります。

この「世帯」年収というのがミソで、都内在住で夫婦ともフルタイムで共働きのご家庭なら、この所得上限を超えるケースもありますよね。ふるさと納税で所得税額を減免させる裏技もありますが、それでも限界はあります。

よって、年収1000万円超え世帯は、高校の授業料は、私立でもかからないから大丈夫~、と安心するのは、禁物です。

大学・大学院でも教育費は大きくかかりますので、計画的に貯蓄をすることで、将来の安心と可能性を買うことができます。

 

まとめ

大手の進学塾、早稲アカ、サピ、いちしんが開講している、小学高学年向けの、名門高校受験コース。

中学受験をしないと決めたご家庭はもちろん、

都立中高一貫校の受検対策をしているけれど、じつは迷っているご家庭も、お子さまの学習サポートの選択肢として、

また、共働きのご家庭では、学童には入れない高学年のお子さまの放課後の過ごし方の選択肢として、

このような高校受験対策講座は、検討する価値が十分にありそうです。

 

二度と戻って来ない、子供がこどもでいられる宝もののような時間を、どのように過ごすのか?

 

受験勉強は決して無駄にはなりませんが、苛烈な中学受験競争で、親子で疲弊して、教育費もかかるけれど、名門校という理想的な教育環境を手に入れるのがいいのか、

それとも、

公立高校受験に照準を当てて、地元の公立中に進学することを決め、小学校時代は、将来の教育費を貯めながら、ちょっとずつ勉強しながら、家族の時間を大切にして、自然や余暇を楽しむ活動をするのがいいのか、

 

答えは、人それぞれだと思います。

それぞれのご家庭にあった最善の方法が見つけられるといいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

こんなに高い!都立中高一貫校の倍率と評判

都立中高一貫校の受検日、2月3日は、すぐそこ。

私立中学受験とちがい、非常に高い受検倍率の、都立中高一貫校ですが、実際、どのくらい競争率が高いのでしょうか?

 

娘の通っている公立小で学級崩壊の予兆を感じて、もしもの時の補習目的で、なんとな~く選んで、通いはじめた近所の塾が、たまたま都立中高一貫校受検向けの塾だったことから始まった、わが家の都立中受。

「適性検査型テスト」という用語すら知らず、わたし自身が他県出身なこともあり、都内の学校情報・受験情報についてはズブの素人だったなごみですが、必要に迫られて、

娘の学力で受かる見込みのある学校はどこか?(切実…笑)

都立中高各校の受検倍率について調べました。

 

また、倍率だけでなく、

娘に合う学校、行きたいと思える都立中高一貫校があるかどうか?

を見極めるため、学校ごとの特徴と評判についても、わかる範囲で調べましたので、もしよかったら、学校選びのご参考にどうぞ。

 

まずは、気になる受検倍率から。ここで一気に、シビアな現実に向き合うことに。。。涙


都立中高一貫校の受検倍率一覧

  • 白鷗     男 4.8  女 8.1
  • 両国          男 8.1  女 8.1
  • 小石川    男 6.3  女 5.5
  • 九段(区内) 男 1.7  女 2.2
  • 九段(区外) 男 6.1  女 9.0
  • 桜修館    男 5.7  女 6.9
  • 大泉     男 6.1  女 7.9
  • 富士     男 4.7  女 4.8
  • 武蔵     男 5.1  女 4.3
  • 三鷹     男 6.4  女 6.6
  • 立川国際   男 4.3  女 6.5
  • 南多摩    男 4.8  女 5.5

(2016年一般枠募集状況、出典:東京都教育委員会ほか)

 

えーっっ??!!(◎_◎;) 目ん玉飛び出ました!!

 

都立中の受検倍率は、ふつうに5~6倍!!高いところだと、8~9倍にもなります。

私立中受験は、人気校でも、倍率は2~3倍なのと比べると、都立中の人気の高さがうかがえますね。

倍率が8倍だと、8人受けてトップの1人しか受からないって、ことですよね。マジ汗

言い換えると、倍率8倍=上位から12.5%以内が合格。

(千代田区立九段中等の区内在住者枠の倍率2倍は、例外中の例外なので、色を薄くしておきました。区内在住の方はラッキーですね♪)

 

 

学校によって、男女間の倍率が、格段にちがうところがあります。

たとえば、白鷗立川国際は、男子は倍率が低め=比較的受かりやすい

反対に、小石川武蔵は、女子の倍率が低め=本当に受かりやすいのかしら?!都立中2トップですけど…

この場合は、数字の上では、と言う方が、現実に即しているかもしれませんね。

 

一般枠の募集人員は、各校とも、男女それぞれ60~80名と、狭き門です。

しかも、都立中高一貫校ができた当初に比べて、何も準備しないでとりあえず記念受験する児童は、今となっては少数派。

今は、ちゃんと2~3年間、受験勉強をしてきた子同士での、ハイレベルな競争です。

このような、受検倍率の高さを知って、都立中受に及び腰になった親御さんもいるのではないでしょうか?(私です、ハイ)

 

[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]中学受験初心者の親御さんには、こちらの記事もオススメです。[/voice]

<参考記事>

小学生の塾の帰宅時間は何時くらい?塾弁は必要?

センター試験がなくなるって本当?2020年の大学入試改革でだれとく?

AI時代に食べていける子を育てる方法~世界が求める10のスキル

 

つぎに、各校の特徴と評判をまとめましたので、お子さんが、心から行きたいと思える学校選びのためにご参考ください。




都立中高一貫校の特色と評判

白鷗

上野・浅草エリアで、日本の伝統文化を継承し、英語力を身につけて、日本の良さを国内外に発信!最近は、進学指導に重点を置き始め、宿題がとても多いらしいです。

 

両国

先生・生徒・家庭が三人四脚で、国立大進学を目指す面倒見の良さが印象的。文科系の部活・イベントが盛ん。

 

小石川

白衣の研究者魂と英語力で、未来のグローバルエリートを養成!東大合格者14名、京大6名の進学実績(2017年)。超難関国私立中(筑附、筑駒、開成など)の受験者が併願する、トップクラスの理系進学校。生徒のレベルが高いので、入ってからの勉強も大変らしいです。(知人談)

 

千代田区立九段

地域の外国人のサポートで英語力アップ!有名私立校とオフィスビルが林立する立地。地下鉄利用者と女子に人気。

 

桜修館

世田谷・目黒エリアの比較的裕福で教育熱心な家庭の子女が集まる、おっとり上品な進学校。

 

大泉

新しい校舎で女子に人気。設備の良さ、きれいさは私立並み。西武線沿線ののびのびした環境で、英語力アップ!

 

富士

西高の学区で二番手だった高校の併設中学。理数と英語に力を入れ出して、これから伸びそうな学校。

 

武蔵

小石川と並ぶ、武蔵野エリアのトップ校!質実剛健な校風で、いつの世にも変わらない人間教育で、リーダーを育成。

なごみ的には、農村学習がおもしろそう。女子は倍率が低めなので、もしかしたら狙い目かも。もしかしたら、ですけどね。

 

三鷹

都立中高一貫の発祥の地。中央線沿線の教育熱心な家庭の子女が通う、バランスの取れた人材を育成する進学校。

2018年現在の適性検査の理系の比重が、他と比べてあまり高くなく、文系でも比較的入りやすい。

 

立川国際

帰国子女、外国人家庭も少なくなく、国際色ゆたかな校風で、近隣にはアメリカンスクール、インター、ICU、外語大など環境にも恵まれ、英語力と国際感覚がアップ!海外志向の女子に人気。

 

南多摩

多摩エリアで、部活動や文化祭が進学校にしては盛ん。女子の制服がかわいい。

 

各校の偏差値は、こちらの記事にまとめてあります。ご参考ください。↓ ↓ ↓

<関連記事>

お得なのはどっち?都立中高一貫校と名門都立高の偏差値





中学受験をして、中高一貫校で大学受験対策をしっかりやってもらうか、

中学は地元の公立、倍率の低い高校受験でしっかり名門校に入ってからの大学受験か?

どちらもメリット・デメリットがありますから、結構悩みますよね。なごみは、今も、答えを出せずにいます・・・

 

<中学受験か、高校受験か、まよったら読む記事>

中学受験しない組へ~小学校高学年からの名門高校受験対策

 

まとめ

受検倍率は、6倍程度は当たり前。高いところだと、8~9倍にもなります。また、女子は男子に比べて、倍率が高くなりやすいです。

一方で、私立中は偏差値と試験日の兼ね合いで、しっかり棲み分けがなされています。

人気校でも、倍率は2~3倍ですから、学費の安さと試験の受かりやすさを天秤にかけて、プラス、学校の雰囲気も考慮して、

お子さんにとって、一番いいと思われる選択が、できるといいですね。

 

都立中高一貫各校の特徴や評判を調べて、比較検討したところ、

大学進学サポートや英語学習の先進的な取組みは、程度の差こそあれ、もはや常識と言えるようです。

そこにプラスして、理系で特色を出すか、一芸で特色を出すか、面倒見の良さで特色を出すか、さらに進んだ英語指導で抜きんでるか?

学業重視なので、運動系の部活動は盛んではないし、活動時間が制限されているところが多く(17~18時完全下校とか)、ゆるい感じ。

なので、部活で輝きたいタイプには不向きです。

 

どこの学校見学会に参加しても、登壇する先生方は、21世紀に通用する優秀な生徒を取りたいと、口を揃えます。

先生方が見ているのは、目先の大学進学実績だけではなく、その先の、激変する社会そのもの。

今の子どもたちが、否応なしに対峙しなければならない、不確かな未来に、確かに訪れるであろう大変化。

大学進学実績を上げる事を意識するのは、より良い生徒を集めるため。そして、学校全体の学力向上のため。

結局、この方針がどちらにも資するからです。

 

これからの21世紀型スキルの獲得に適した6年間のカリキュラムと、いい先生が揃っているという評判は、

トップクラスの都立高に勝るとも劣らないと言われている都立中高一貫校の人気は、

都内の私立高校の無償化が決まった今後も、衰えそうにありません。

 

 

 

【中受初心者パパママ必見!】小学生の塾の帰宅時間は何時くらい?塾弁は必要?

公立小に通う娘の学年がやんちゃで、いずれ学級崩壊しそうな予感がしたので(そして半年後、現実に。涙)、保険のため、近所の塾に通わせはじめたのですが、夜7時半頃まで授業があって、夜遅くて大変だなーと思っていましたら、

聞くところによると、小5、6年生で塾通いしている子は、もっと遅い時間までいるそうなんです!

遅い時間まで塾にいるということは、夕ご飯は、やっぱりお弁当?いわゆる塾弁でしょうか??

塾通いを始めてみるまではよくわからない、小学生の塾の帰宅時間と塾弁の有無について、中学受験初心者のははおやが、自宅から通える距離にある塾5校のケースを調べました。

 

私立中受の塾:日能研、SAPIX、四谷大塚、早稲田アカデミー

[btn class=”bg-yellow big lightning”]

授業の終わる時間  小4 19:30~20:00の間

           小5 21:00(SAPIXは20:00)

           小6 21:00[/btn]

塾弁当の有無  小4から有り。

授業の頻度: コースによって、平日2~3日。小4までは1回につき3時間くらい、小5、小6は大体4時間ほど。

小5からは、土日にも授業や模試などがあります。

 

小6までに中1の勉強まで先取りするため、1回の授業時間が長いのが特徴です。塾弁は持たせるようです。

塾弁は、まわりに作っている方が大勢いますが、見るからに大変そうです。お料理上手なママ友から、こちらの2冊のレシピ本を、紹介されました。

[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]どれもおいしそう~。見習いたい![/voice]

あたたかいお弁当が持たせられる保温ジャーはこちら(男の子用、女の子用)↓ ↓ ↓

専業主婦のママさんは、どうにか時間をやりくりして、あたたかいお弁当を持たせることができますが、フルタイムのワ―ママさんは、夜のお弁当って、困りますよね。懇意のお総菜屋さんに頼んでおいて、子どもが塾に行く前に自分でお店に寄って受け取ったり、コンビニで買ったり、しているそうです。

最近では、塾弁を配達してくれる業者さんも出てきたようです!塾通いの強い味方~♪

⇒ FCNのお弁当:https://fcn-gohan.com/

平日21時まで授業があると、帰って寝るのがどうしても遅くなってしまいます。どんなに早くても、寝るのは22時過ぎでしょうね。

その代わりと言ってはなんですが、小4までは土曜はフリーですし、小5,6の土曜日の授業や模試、特訓、合宿などが入りますが、選択制だったり、不定期だったりしますので、どこかで一日空けることもできます。

私立中受をなさるご家庭は、目的意識がはっきりとしているため、全力でサポートなさることと思います。

都立中受の塾:ena

[btn class=”bg-yellow big lightning”]授業の終わる時間  小4~6 19:20[/btn]

塾弁当の有無   基本的に塾弁は無し。おにぎりは可。

授業の頻度: 小4は週1、土曜日のみ。小5は平日2日+土曜日。小6は平日4日。授業時間は、1回につき2時間半。

 

娘が通っているのはこちらの塾・enaなんですが、小学生は19:20に授業が終わります。中学部の授業がそのあとにあるので入れ替えなんですが、はやく終わるので、正直ありがたいです。

塾には、おにぎりやウィダーインゼリーなどの軽食と水筒だけを持たせて、ちゃんとした夕ご飯は家で一緒に食べます。

19:40には家に着くので、塾のある日でも、21時就寝が可能です。

ただ、小4~5と、土曜日に授業があるため、週末にお出かけがしづらくなる点は、不便です。小6になると授業は平日に集約されますが、土日に模試や特訓、合宿などが不定期にあります。




送迎はどうしてる?

帰りが遅くなるときは、お迎えに行った方がいいのでしょうか?平日は、お仕事やほかの子どものお世話などもあり、塾の送迎まではとてもじゃないけど。。。というママさんパパさんも、いることと思います。

自宅から駅からの距離や治安などの地域差があると思いますが、わたしの周りに限った話で恐縮ですが、小学生の塾の送迎について、おおよその雰囲気をお伝えします。

 

小3~小4夏までは、一緒に通える近所の子がいる場合は子どもだけでも大丈夫ですが、お子さんがひとりで行動する場合は、親御さんやおじいちゃん・おばあちゃんが、夜、塾の出口付近までお迎えに来るパターンが多いです。最初から、一人で行動するのに慣れていて平気な子も、もちろんいます。

小4秋以降は、19:30くらいならまだ人目がありますので、お迎えに行かなくても大丈夫だと判断するご家庭が増えますが、わが家の場合は、何かあったらいやなので、(もし万が一、変なひとがいるならその人に向けて、)この子には親の目があることをアピールするため、毎回はむずかしいですが、週の半分は、親のどちらかが迎えに行くようにしています。

私立中受の塾だと、21:00を過ぎるとさすがに夜道は危険なので、塾から最寄り駅までは、子どもの集団で移動したり、塾の先生が見送って下さったりすることもあるようですが、電車を降りてから一人になる場合は、おうちの方が行ける範囲でお迎えに行かれた方が、今の時代は安全だと思います。男の子も、女の子も。

パパさんママさんのお仕事帰りに待ち合わせして、一緒に帰っているおうちも、ありましたよ。

ほかの習い事は続けてもよい?やめるべき?

塾に通いだすと、ほかの習い事は、時間的にも、費用の面でも、だんだん減らしていかざるを得ませんよね。

ただ、勉強が遊びになっている子ならばいいでしょうが、塾通いと受験勉強だけが子供の人生というのは、一時的なものとはわかっていますが、つまらない気もします。そんな余裕はないと怒られそうですが。。。

塾と重ならない曜日に、一つくらいは続けさせたいと、個人的には思います。

運動不足になると、体力や筋力がおとろえるだけでなく、免疫力記憶力も低下してしまいます。

受験を控えた子どもたちには、風邪をひかない強くて健康な体と、どんどん覚えられる記憶力がことのほか重要ですから、勉強のスケジュールだけでなく、定期的な運動スケジュールの面でも、サポートしてあげたいですね。

骨と筋肉によい刺激を与えられて免疫力と記憶力が増進し、かつ、お子さんがストレス発散できるのは、何と言ってもスポーツ

受験生でも、習い事に限らず、家族で遊ぶ形でもいいので、週1~隔週くらいで、生活に取り入れられるといいですよね。

 

<関連記事>

小学生の習い事の選び方と『ライフシフト』的オススメの習い事ランキング

 

まとめ

私立中受験の塾は、小5から帰宅時間が21時以降になります。塾弁も持っていきます。

都立中受験の塾は、小6まで帰宅時間は変わらず19時半過ぎ、塾弁は不要で軽食を持たせます。

塾から帰る時間が21時以降など遅くなる場合は、こどもが暗い夜道で一人で行動する時間がないように、家族で分担して、近場までお迎えに行く場合が多いようですが、結局は、治安状況とご家庭の判断によります。

受験勉強中も、定期的にスポーツをする習慣を持ち続けることで、免疫力アップ、記憶力アップにつながります。

受験生のいるご家庭が、日々の生活を楽しめますように♪

都立中受の塾enaが小学生の授業料値上げ!理由は?家計への影響は?

都立中受に定評がある塾、ena(エナ)が、2018年度から授業料を値上げします!
消費税増税も控えているのに、家計への負担増は必至。。。

こんにちは、理系子育て案内人のなごみです。子供たちが人生100年時代をハッピーに生きる力を引き出すために、理系の才能を伸ばす子育てをしています。

くわしくは、ブログについてと、AI社会を生き抜く!文系親が子どもを理系に育てる方法をご覧くださいね。

 

さて、冒頭の通り、2018年2月から、学習塾のenaが、授業料・教材費ともに、値上げに踏みきります。

今回は、家計へどの程度影響があるのか、そして、値上げの理由について、独自に推測してみたいと思います。

 

<2019年、enaの新年度の授業料が発表になりました。↓ ↓(10月15日更新)

都立中受 ena 気になる2019年度の授業料は値上げ?それとも値下げ?

 

<2018年夏、enaの夏期講習が発表になりました。↓ ↓(5月24日更新)

ena夏期講習の費用は高い?小学生の部 2018 料金を一挙公開

 

<ena以外の都立中受向けの塾も知りたい方は、コチラもどうぞ ↓ ↓ >

都立中高一貫校向けの塾選び、おすすめは?塾ナシでも受かる?

 

<満員御礼!口コミで評判の国語専門塾 in 東京>

【東京】中学受験向けの国語専門塾おすすめ6校の評判・口コミ

 

enaの授業料値上げの詳細

 

enaを経営する学究社(証券コード:9769)は、近年、少子化の逆風のなかでも、スクール数・生徒数を順調に増やしており、売上高および営業利益も、過去4年間、順調に伸びています。今期の会社予想も増収増益の、右肩上がりです。

学習塾のなかでは、”都立復権”の時流をいち早く捉えた、大胆な経営の転換が功を奏し、2015年には東証一部上場を果たすなど、業界の「勝ち組」と言われています。

そのenaが、消費増税8%⇒10%を控えた2018年2月から、毎月の授業料を、月2,000~4,000円単位で、小学部の授業料を値上げすることになりました。

[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]都立中受する家庭はコスパ重要なんですけどね。。。涙目[/voice]

 

小学生の部での値上げ

小3     0円 →  3,240円   △3,240円の値上げ!

小4 11,880円 → 14,040円   △2,160円

小5 27,000円 → 31,320円   △4,320円

小6 37,800円 → 41,040円   △3,240円

 

新小5生は、小4のときは、週2回の受講で11,880円/月だった授業料が、

週3回に増えるものの、授業料は3倍弱の31,320円/月となり、最低でも、約2万円/月の出費増です!

もちろん、これにプラスして、教材費も別途かかります。

通常授業料だけで、小5は71,280円、小6は83,160円(通年)が、授業料に加算されます。

夏期講習や冬期講習など、学校が休みの間にある授業も加算すると、年間50万円以上の出費増が考えられます。

 

<2019年、enaの新年度の授業料が発表になりました。↓ ↓(10月15日更新)

都立中受 ena 気になる2019年度の授業料は値上げ?それとも値下げ?

 

中学生の部での値上げと値下げ

中1   5,400円  →    3,240円  ▲2,160円 の値下げです!

中2  20,520円  →   21,600円  △1,080円

中3  設置コースに大幅な変更があり、これまでとの比較が簡単にはできませんが、

しいて言えば、都県立受験科(週4)で、

30,240円  →  28,080円   ▲2,160円 のの値下げです!

大幅アップの小学生の部に比べると、中2だけ若干値上げ、中1、3生は、なんと授業料を値下げしています。

生徒数が多い小学部から集めたお金で、今度は、中学生の生徒数を増やす経営施策なんでしょうか??

 

[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]都立中受初心者の方は、こちらの記事もどうぞ![/voice]

<関連記事>

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小学校の塾の帰宅時間は何時くらい?塾弁は必要?

 

なぜ今、値上げにふみきったのか?(なごみ予想)

業界再編でグループ化された塾

学習塾業界では、少子化で明らかに市場が縮小することがわかっているので、数年前から業界再編が起きていました。

傾向としては、幼・小~高までの垂直統合、生徒の囲い込みに、各社熱心でした。

代表的なところでは、SAPIXは代ゼミに、四谷大塚は東進ハイスクール運営のナガセに、それぞれ買収されています。

日能研は河合塾と事業提携しているし、栄光の筆頭株主は「Z会」で知られる増進会出版社であり、Z会のライバル「進研ゼミ」のベネッセホールディングスは東京個別指導学院を買収しました。

 

一方で、明光、早稲田アカデミー、THOMAS運営のリソー教育、ena運営の学究社などは、大手予備校グループとは一線を画し、今も独立を保っています。

前述の3社は私立名門中受を専門にして生徒数を伸ばす一方で、enaは都立中受にターゲットをしぼり、こちらも消費者の支持を得ています。

 

新校開設でかさむ賃借料などの設備費

学習塾の損益分岐点を押し上げるのは、設備費と人件費ですが、

いい先生がいないと生徒が集まらないのが塾ですから、人件費を削減するのは筋ちがいというもの。

しかも、設備費に比べたら、人件費の増加は、金額的に大したことありませんし、塾という労働集約的な産業においては、人材は資産です。

固定費として大きくのしかかってくるコストは、むしろ、物件取得や毎月の家賃といった設備関連の方です。

enaでは、この傾向が顕著にみられました。

IR資料から見るに、2年前に新宿の美大受験塾をオープンした当初は、キャッシュフローを相当圧迫していたようです。

また、enaの本拠地でもある東京西部では強いものの、東部には校舎も少なく、東部の都立中高一貫・都立高の合格実績が伸び悩んでいる現状を突破するため、家賃の高い東京東部に積極出店(出校?)したために、

設備取得にかかった費用や継続利用の賃借料が、数億円規模でふくらみました。

参考資料:学究社 決算説明会資料(前期:平成28年度3月期)




経営陣のお家騒動?

enaを運営する学究社の新社長だった大久保氏が、今年9月、社長就任からほんの半年で、突然辞任されたようです。理由については、「一身上の都合」としか発表されていませんが、元々、コンサル出身で、同社の副社長をされていた方でしたから、社長就任後は活躍が期待されていただけに、残念でした。一体、何があったのでしょうか…?

今は、会長に退いていた創業者の河端氏が、社長に戻られています。

大久保社長の辞任発表直後は、株価が急落する場面もありましたが、創業者の方が、今後もアツい気持ちで切り盛りしていくとわかり、株価は回復しましたし、enaの生徒の保護者としても、ほっとしたところです。

 

<2019年、enaの新年度の授業料が発表になりました。↓ ↓(10月15日更新)

都立中受 ena 気になる2019年度の授業料は値上げ?それとも値下げ?

 

それでもenaを選ぶ理由

ということで、小学部の生徒の親に容赦なーい( ;∀;)値上げをしてくれたenaですが、

来期以降は、新規開校を減らす方針だそうで、設備にかかる費用が、これからもどんどん増えていく!ということはなさそうです。

また、中学部の授業料を下げて入り口を広げたことで、中学生の生徒さんが多く集まるようになれば、また数年後には小学部の授業料が見直される可能性もあります。これまでも、enaは結構、柔軟に料金変更をしているからです。

とは言え、値下げが数年後のタイミングでは、今通っている生徒さんは卒業していしまいますから、メリットはないんですよね。(ふたたび涙目)

こうなったら、enaを授業料以上に活用して、中学受験で合格を勝ち取るしか、投資を回収できる道はありません。

まだ小学校低学年以下のお子さんの場合は、授業料が見直される可能性もないとは言えませんので、今後の動きに注目ですね!わが家も下の子の時には、授業料が値下げされていることを祈っています。

今年・来年は、通塾生の家計への負担は、じわりじわりと増えますが、

子供たちにとって、本当に必要となる基礎学力、自分の考えを表現する力、理系の力、ひいては、人生100年時代を生きる力を引き出して、伸ばしてくれる塾として、なごみはやっぱり、適性検査型の都立中高受験に強いと定評のあるenaを選ぶことにしました。

大学入試改革も、今の小学生が大学受験する2024年から、改革が本格化します。センター試験に変わる「共通テスト」は、従来の知識を問うテストではなく、読解力や思考力を問う、適性検査型テストに近い出題方法になると予想されています。

 

<2019年、enaの新年度の授業料が発表になりました。↓ ↓(10月15日更新)

都立中受 ena 気になる2019年度の授業料は値上げ?それとも値下げ?

 

<関連記事> 

センター試験がなくなるって本当?2020年大学入試改革でだれとく?

英語教育はトップクラスの都立高で!東京グローバル10

理系のたまごを育てる!スーパーサイエンスハイスクール(東京)

 

ena運営の学究社様には、今後は、新規開校よりは、一生懸命ご指導くださっている先生方への待遇改善と、カリキュラム・模試の充実が、既存顧客への利益還元につながると信じておりますので、そちらの方面に、より一層、ご注力いただきたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

センター試験廃止で新しい「共通テスト」のプレテスト、2017年11月に開催

こんにちは、理系子育て案内人のなごみです。

 

大学までエスカレータで進学でき、内部進学率も高い早慶付属校などは、あまり関係ないかもしれませんが、

国立大附属校や中高一貫校を含む、大学進学を希望する高校生のほとんどに影響があるのが、センター試験の動向です。

センター試験は、2019年度(今からたった2年後!)をもって廃止される予定で、

2020年度(2021年1月終わり~2月初め予定)からは、新しい「大学入学共通テスト(以下、共通テスト)」が実施されることになります。

 

<参考記事:センター試験がなくなるって本当?!2020年の大学入試改革でだれとく?

 

その共通テストの本格的な導入を前に、今年度(2017年度)から3回、試行調査として、「プレテスト」が実施されます。

今回は、プレテストの、気になる中身と、今後の大学入試改革の方向性について、

大学入試センター(独立行政法人)や、教育改革にまつわる各種委員会の先生方のお話を踏まえて、まとめました。

 

大学受験、気にはなるけど、お子様にはまだまだ先の話だったり、ちょっとお堅い話題だったりもするので、

コーヒーでも飲みながら、気楽にお付き合いくださいね~。

 

新しい「共通テスト」のプレテストとは?

プレテストとは、センター試験の代わりに始まる、新しい「共通テスト」の試行調査のことです。

実は、今までに2回、受験を終えたばかりの大学1年生を対象に、バイト代を支払っての、数百人規模の試行調査は、実施済みでした。

 

興味深いことに、第1回目の調査では、受験者本人の自己採点と、民間業者による採点が、半分ほどしか一致しなかったのが(受験者は正解だと思ったものが×をつけられた、または逆のケース。)、

第2回目の調査では、自己採点と業者の採点の合致率が9割近くまで上昇しました。

問題を作成する側と答える側、採点する側の、3者の整合性が、だんだんと取れてくるものなんですね。

また、マークシート方式での正答率が高い受験生は、記述式でも高得点を取ったそうです。

 

そのように、2回のプレ‐プレテストの結果をもとに、新しい出題形式である数・国の「記述式」の出題内容を見直し、

今度は、高校2・3年生への試行調査を、実施することになりました。

 

初年度となる今年、当初は、5万人くらいの参加者を想定して、トライアルの試験を作成していたようですが、

蓋を開けてみると、各都道府県の高校からの参加協力の申し出が多数あり、なんと、19万人規模で、実施されることになりました。

 

受験生と高校の先生方から、すでにあつい注目を集めているんですね!

 

まもなく明らかになる、プレテストの内容

 

このプレテストですが、高校3年生と、高校2年生では、受けるテスト内容が変わります。

 

高3向け:本番のセンター試験に近い形の、マークシート方式のみ。

高2向け:改革後の共通テストに近い形の、記述+マークシート方式。

 

プレテストですから、5教科すべて受けるわけではなく、1教科のみとなります。

高2は、出題範囲が限られていますから、受験科目は、国語と、数Ⅰ・Aの2科目。

その他の数Ⅱ・Bおよび理社科目は、高3生が受験します。

 

11月13~24日が実施期間となっており、試験内容は、12月にすべて公表される予定です。

いま、受験産業が、最も注目しているのが、高2生が受験する「記述+マークシート方式」の出題内容です。

 

英語は、11月ではなく、2018年2月に、高2生を対象に、再度、プレテスト参加協力の募集をかけるそうです。

ただし、英語に関しては、今後は、民間資格を活用し、大学入試センターが作る英語の試験は、今後6年かけて廃止する方向なので、

今後は、学校教育や塾、家庭でも、TOEFLや英検、TOEICなどの資格試験への対策が、重視されるようになるでしょう。

2020年の大学入試改革って?

 

2020年に実施される大学教育改革は、高大接続を進めて、学力と希望進路の調整をはかるという前向きな側面だけでなく、

少子化による受験者数の減少で淘汰される中堅以下大学の振るい分けという、シビアな側面も持ち合わせています。

 

それに、日本で長らく実施されている、各大学が独自に実施する「個別試験」制度に対して批判的で、

学力の3要素の評価手法を、「共通テスト」への一本化を図ろうとする教育界のお偉方も、少なくありません。

 

また、高3の8月以降に実施しているAO入試や、11月以降に実施している指定校推薦が、学力以外の能力を重視するあまり、学力が他の受験生の基準に達していない新1年生が、一定層、存在するようになったことへの批判もあり、

私立・国公立を問わず、AO入試や指定校推薦でも、共通テストを課すべき、という考えの方々もいます。

 

日本の大学入試制度が抱える問題は、出題内容が、21世紀型スキルに対応しておらず、古いままの知識評価型であることのみならず、

「入るのが大変で、卒業は楽勝」という、日本の大学の仕組みが、根底に流れているので、

抜本的な改革を目指している勢力はあるものの、色々な意見や利害(受験産業は正直なところ、現状維持が理想…)の調整に、今もって、時間がかかっているのが、現状のようです。

 

しかしながら、現状を憂いて、未来を案じている教育界の方々は多く、

共通テストでの学力評価 + 個別試験(AO、推薦、一般含む)での人柄評価

入るのが大変、卒業は楽勝の大学 ⇒ 入るのは適度に大変、卒業はしっかり勉強しないとできない大学

にシフトしていく時代の流れを、保護者のひとりとして、静かに見守っていきたいと思います。

 

小学生の親が今からすべき3つのこと

このように、2020年度の大学入試改革によって、アクティブ・ラーニングで培われる、「問題解決能力」や「他者との調整力」といった、知識評価型テストでは評価できない能力も問う、記述式を含む「共通テスト」が実施されることになりますが、

 

今まで以上に大事になるのは、小学生時代から、年齢に合った、学習の習慣を身につけることです。

 

  • さまざまなジャンルの読書と、漢字・慣用句の習得を踏まえたうえで、作文を書く力を鍛えること
  • 算数の基礎的な能力(数的・空間把握)を積み上げること
  • 英語への興味を広げ、読み書きだけでなく、楽しんで発語すること

 

この3点を、確実に身につけさせてあげることが、遠回りのようで、実はいちばんの、大学入試改革の対策になると思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

理系文系どっちが就職に有利?早期の文理選択は日本だけ?欧米との比較と将来性

 

人生100年時代をハッピーに生きる力を子供たちに!こんにちは。理系子育て案内人のなごみです。

 

理系の素養がないと、稼げる仕事を見つけにくくなる時代が、もうすぐやってきます。

そんななか、日本の大学では、いまだに「私立文系」の一大カテゴリーが存在し、数学アレルギーの文系オンリー人材(え?呼んだ?笑)を輩出し続けているように見えますが、このままでいいのでしょうか?

文系人材の需要過多の原因は、どこにあるのでしょうか?

そもそも、文理の選択は、日本の高校2年生にとっては、重荷なのでしょうか?

学生時代の文理選択が、日本の未来に良い影響をあたえるものに変えていくためには、どのような教育改革がのぞましいのか?

今も、政治・経済・学術分野で密接なかかわりのある、欧米の事例との比較を通じて、これからの子ども達に必要な教育システムについて、考えていきましょう。

日本の大学が文系人材を量産し続ける理由

 

日本では、大学受験前の高校2年生のときに、「国立文系」「私立文系」「理系」の3種類のどれかに進路を決めることが、一般的です。

というのも、受験で必要な科目数と種類が、理系か文系か、国立か私立を受けるかで、大きく変わるから。

だから、「私立文系」を選ぶと、その瞬間、高度な数学と理科(物理学、化学、生物学など)は、履修しなくてよくなる。

 

理由は単純。

行きたい大学に合格する可能性を、上げるためです。

 

国立文系志望は5科目受験のセンター試験がありますから、英数国理社の5教科を勉強しなくてはなりませんが、私立文系なら、英国社の3教科で済みます。ラクチン~~♪

いわゆる、私立大学の中のTier1(ティアワン)に分類される人気の早慶上智は、少子化でも大学受験の倍率が高く、

勉強する科目を絞る方が、合格率を上げやすいからですね。

 

そして、Tier2のMARCHほか、中堅大学などが、Tier1に受からなかった私立文系の受験生を受け入れます。

また、成績が振るわず、そもそも勉強に興味がない学生さんは、無理して大学に行かなくてもいいだろうに、すでに大学全入時代ですから、定員割れを起こすような私立大学文系学部を受験、大学側も経営面から学費を納入してくれる学生が要るので、受け入れます。

こうして、文系オンリー人材が、数多く輩出され続け、文系人材の需要過多を招きました。

 

では、まだ自分の進路を決められない人もいる、高校2年生という人生の早い時期に、

文理の選択を決めなければならないのは、日本だけなのでしょうか?

 

 

欧米の文理選択

 

アメリカの場合

 

アメリカの総合大学では、1年生(freshman),2年生(sophomore)は、一般教養(Liberal Arts)と呼ばれる学部に所属します。

文学部(BL:Bachelor of Literature)か科学部(BS:Bachelor of Science)の専攻の選択は、

ギリギリ遅くとも、3年生(junior)になる前までに、決めればいい場合が多いです。大体20歳のころ。

ただし、工科大などは例外で、高校のときに、高度な数学の単位を取っていないと受験できないため、大学受験前の高校1,2年の時に、理系を選択をすることになります。

 

文理選択につづく職業選択も、じっくり決めることができます。

大学を卒業してからすぐに就職するのではなく、1年間のギャップイヤーを挟むことが、世間的に認められているからです。ギャップイヤーの間、海外を旅したり、ボランティアや創作活動をしたりして、自分の本当に進みたい道を手探りで見つける時間を持つことができます。

[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]20歳で文理選択、23歳で進路選択。ゆとりあるな~[/voice]

ただし、それも中間層以上の話。アメリカは格差社会ですから、低所得者層の子どもたちは、学費の高い大学には行けず、ギャップイヤーも持てず、低賃金の職に就くことになる場合が多いです。

 

では、ヨーロッパでは、どうなっているでしょうか?

経済でも政治でも、ヨーロッパを代表する大国である、ドイツとフランスの場合をみてみましょう。

 

ドイツの場合

 

ドイツでは、小学校が4年制で、卒業する10歳のときに、どんな種類の学校に行くのかを決めます。入試はなく、学校と家庭との話し合いで決まります。中等学校の種類は3つ。ギムナジウムと、中等実科・商科、基幹学校に分かれます。

ギムナジウムに入学した者は、総合大学を受験でき、将来は、大学の学位が必要な大企業の管理職や技術職などに就くことができます。

他の中学(中等実科・商科学校と、基幹学校)に入学すると、家具職人や美容師などの専門職、販売員などの、いわゆる「手に職」のマイスターへの道に進むことになります。親が職人だと、子も同じ選択をすることが多いのだそうです。

 

この慣行は、「子どもの可能性は無限大」と唱えがちな日本人から見ると、なかなか大胆で古風にも思えますが、キャリア教育を学校と家庭が早期から一体となって行っている様子は、技術の継承の面では心強いし、見習う点が多いです。

職人の家庭が、子供の将来の仕事としておなじ職人を選ぶのは、ギルドという職人同士の組合が中世からあり、戦後もなお影響力を持ち続けていることと、無縁ではありません。

 

一方で、日本で言う、中高一貫校にあたるギムナジウムに進んだ学生は、9年間かけて、国・数・社(歴史)・理(自然科学)・外国語の5科目を学びます。また、日本の高校にあたる最後の3年間(上級ギムナジウム)では、専門にしたい分野も学びます。

卒業試験が厳しいので、将来は文系に進むと決めていても、高校生活の最後まで5教科を勉強し続けなくてはならず、自然と、理系の素養を身につけることができます。

大学受験は、日本のような大学別の入試はなく、Abiturというセンター試験のようなテストの結果により、志望大学に入学できるかどうかが決まります。

[btn class=”bg-yellow big lightning”]大学に行くかどうかを決めるのが10歳。大学に行かない学生は、職業訓練に入るのが11歳。[/btn]

大学まで行く学生は、文理選択は(日本でいう)高校時代におこない、理系の勉強は高校卒業まで継続。ちなみに、教育費は無償です。

[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]

びっくりするほど早い時期に進路選択!大学に行かないで職人になる道も整備されているのがGood!

[/voice]

 

フランスの場合

 

一方、フランスでは、日本の高校にあたるリセ(lycee)は、すでに職業訓練校の位置づけで、

大学進学コース(バカロレアという大学受験資格を取れる)、職業コース(職業適性証:CAPを取得できる)、農業コース、軍事コースの4種類に分かれます。

よって、中学にあたるコレージュ(注:collegeと書くが、大学ではない)を卒業する14歳のときに、将来つきたい職業を、おおまかに決めることになります。

文理選択も、同じ14歳というタイミングで行われます。

人文系のバカロレアを取るのか、科学技術系のバカロレアを取るのかで、将来、受けられる大学・学部が決まるからです。

ちなみに、大学受験は、フランスではこのバカロレアの点数が、そのまま大学入試の役割をします。ドイツのAbiturと同様の制度ですが、フランスのバカロレアは、落第する学生が半数も出るという厳しいテストです。

 

[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]

大学に行くかどうか、文系か理系か、決めるのが14歳。

大学に行かない人は、将来どんな仕事に就きたいかを決めるのが、14歳。

[/voice]

バカロレア取得のリセ時代は、大学に入るためのバカロレア取得のために必死に勉強する点は、日本の高校生と似ていますね。ただし、大学別のテストはなく、日本で言うセンター試験だけです。

 

ヨーロッパの若者の就職状況

 

若年失業率の高いヨーロッパでは、日本とちがって、新卒が正規職に就ける割合は低く、

キャリアの最初の3年間は、大体、非正規雇用の職業で経験を積み、その後、正規の職に応募し、転職して、段々とキャリアアップしていくのが一般的です。

でも、10歳、14歳という人生の早い時期に、大学に行かない選択をした人は、職人の世界で生きるか、低賃金労働者になるかの二択という、固定されたキャリアの中でとどまるしかないため、

文理選択以前の問題として、低学歴者の職業選択に弾力性が無い点が、未来を生きる若者にとっては、つらい現実ですね。

 

日本では、中学・高校・大学と、各段階での受験競争は厳しいですが、文理選択は17歳前後です。

雇用状況は一時より大幅に改善し、新卒を正規雇用で採用してくれます。

ヨーロッパにくらべると、モラトリアムが長いだけでなく、若者の前には、就職のチャンスが大きく広がっています。

こうやって、他の国とくらべてみると、日本人はけっこう恵まれているんだなと感じました。

 

[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r big”]

アメリカはモラトリアムが長いけれど、ヨーロッパでは子どものうちに進路選択しなきゃいけない。

日本はちょうど、大人と子どもの中間地点の17歳で、進路選択、文理選択。雇用は売り手市場。実は、けっこう恵まれてる??

[/voice]

文系人材に仕事の未来はあるの?

 

日本では、これまで、理系・文系がはっきりと区別されて、長~い職業人生全体に、影響を及ぼし続け、片方のスキルだけあれば良かったし、家族を養うことができました。

たとえば、文系学生の場合、大学卒業後に新卒で入社した会社で、総合職として、営業や管理など、技術以外の業務を担当する会社員になる道がありました。

それは、専門知識や経験のない新卒を、入社後、OJT(On the Job Training)で訓練するという、日本独自の慣行があるためです。

[voice icon=”http://riketama.info/wp-content/uploads/2017/07/c221e976d15d360d2ca2204715b5b6c2.png” name=”なごみ” type=”r”]新卒にやさしいシステム。就職したら、あとは会社がめんどうみてくれるって[/voice]

広告代理店やテレビ局、マスコミ、金融・証券など、これまで高収入だった業界には文系人材が多いため、「文系=高収入」の図式が成り立ち、イメージはとても良かったです。

 

しかしながら、IoT&AI社会で真っ先になくなる仕事は、このような事務職です。

 

日本では、約5割の仕事がAIに置き換え可能と言われていますが、その影響が大きいのが、文系の仕事。

これからのAI社会で需要の増える新しい21世紀型の職業には、理系の素養が、どうしても必要になってきます。

将来を考えると、文系学生は、今から、別の技術的な強みを、身につけておく必要がありそうですね。

 

ただし、理系の知識だけあればいいのかというと、そうではありません。

従来、文系が得意とされてきた、コミュニケーション能力などの感情的知性(EQ)が、

仕事に必要なスキルTOP10(世界経済フォーラムの2016年報告書による)のうちの4項目を占めています。

 

よって、これからは、

[btn class=”bg-yellow big lightning”]文系+理系=文理ハイブリッド[/btn]

このような文理ハイブリッド人材が必要とされていくことは、明確です。

 

最も稼ぐ能力を身につけられる可能性が高いのは、「話せる理系」、次いで、「技術もわかる文系」

仕事をするには、いつの世も体が資本ですから、健康な心とからだを備えているのは、言うまでもありません。

 

文系の学生も、理系の学生も、お互いのいいところを吸収し合って、21世紀型のあたらしい職業に必要な、文理両方の素養を身につけていけるようにすることを、教育制度の面から、推奨するべき段階に来ていると思います。

それに必要なのが、大学入試の改革。プラス、大学で学生を本気で勉強させるモチベーションアップの施策。

 

[btn class=”bg-yellow big lightning”]

  • 大学の入試システムを、文理ハイブリッド型に、思いきって変えること

 

  • 仕事で必要なスキルを、産業界が学生に、早い段階で明示すること

[/btn]

 

この2点が、達成できれば、大学より下の教育機関(=良い大学に入ることを目指す教育機関になっている中高)での教育改革は、どんどん進めていくことができるように思います。

教育改革が、文部科学省主導で、2020年に予定されていますが、一保護者としては、今後の改革の動向が、とても気になりますし、期待していきたいです!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

1人でも多くの子供たちが、明るい100年ライフを送れますように!

 

センター試験がなくなるって本当?!2020年の大学入試改革でだれとく?

センター試験が廃止されるという、2020年の大学入試改革とは?

こんにちは、理系子育て案内人のなごみです。

気になる記述式の導入、英語の民間資格の活用をはじめ、新たな評価基準となる、学力の3要素やアクティブラーニングなど、新しい「大学入学共通テスト」がもたらす大学受験の変化について、保護者がいまから知っておくべきことをまとめました。

 

小・中・高校生のお子様を持つ親御さんは、最新ニュースのチェックや先輩ママさんの口コミ、そして当ブログを読んで、大学入試改革に、今から備えておきましょう!

 

これまでのセンター試験

 

大学入試センター試験は、その昔「共通一次」と呼ばれていた国公立大の一次試験の流れで、

国・数・理・社・英の5教科をマークシート方式で解答するテストです。

国公立大は全教科指定の場合が多く、私立大は2~3教科のみ。

 

大学受験経験者には、なつかしく思い出される、青春の1ページ。。。なわけないか!

受験勉強の追い込み&インフルエンザ対策は、大変ですものね。

 

2020年度、そのセンター試験が廃止されることになります! ( ゚Д゚)

 

ひゃー、、、びっくりしましたが、

 

これから仕事で求められる資質が、今までとは大きく異なってくる以上、

人材養成・輩出機関としての大学の教育内容も、大幅に変えなくてはならないので、

入学者選抜の学力の測定方法を、「学力の3要素」の評価に変えていくのは必然ですし、

社会変化のスピードに合わせて、できるだけ早く実施してもらいたいなーというのが、

なごみの本音です。

 

 

点数を決める「学力の3要素」とは

 

学力の3要素とは、以下の3つを、番号の若い順に、確実に身につけることです。

    1. 知識・技能
    2. 思考力・判断力・表現力
    3. 主体的な学習意欲(主体性・多様性・協働性)

 

ここで大切なのが、今までの知識詰込み型の教育が全くなくなるわけではない、ということです。

というのも、適切な知識の蓄積がなければ、その次の段階の、思考力、判断力、表現力を磨こうにも、出来ないからです。

 

むしろ、基礎的な読み書き計算、理社の知識は、今まで通り必須のスキルで、

受験者には、それプラスアルファの、21世紀型スキルが求められてくる、ということです。

 

 

 

 

[btn class=”simple”]

<参考記事>AI社会で食べていける大人にそだてる!世界が求める10のスキル

100年ライフを生きる子供たちが身につけるべき5つのスキル

[/btn]

 

 

過去にあった重箱の隅をつつくような出題に対応するためだけの知識オンリーの詰込みは、

なんでもスマホで瞬時に答えが見つかる社会では、役に立たなくなりますから、

身につけた知識を、どのように使うかのアウトプットが、大切になってきますね。

 

 

新しいテスト「共通テスト」

 

 

2020年度、もうテスト自体がなくなるのかというと、そうではありません。

名前を変えて、センター試験に代わり、あらたに実施されるのが、「大学入学共通テスト」です。

 

2002~3年以降に生まれたお子様が受けるのは、こちらのテストです。

ただし、2020~2024年度は、移行期間であるため、経過措置として、新テストの内容は今のセンター試験に類似した問題になる可能性が指摘されています。

とは言え、塾や高校では、その対策として、作文や英語学習の内容を刷新する必要があります。

今年度(2017年度)、第一回目の試行が予定されており、はじめて記述式の問題が出されるので、教育界では注目が集まっています。

 

テストの変更点

 

  • 国語と数学で、記述式の問題が出ます。

 

⇒ 都立高の適性検査の記述式の問題の応用バージョンになるのではないかと、塾関係者には予想されていますが、

出題範囲は高校より多岐に渡るし、予想問題を作るにも、今の段階では、情報が少ないそうです。

 

  • 英語は、従来の読み・書きだけでなく、聞く・話す能力も評価する、4技能評価へ。

 

⇒ 一からの作問は大きな負担となるため、すでにある民間の英語検定試験(英検、TOEFLなど)で代用する。

 

高3の4~12月の間に、2回受験して、スコアや級を提出する。実質、10月の受検が、最後のチャンスとなっています。

現在でも、英検の準2級取得(3級はみんな持っているので、準2級以上が求められます。)で、内申点が1点加算される制度を取っている都道府県がありますが、今後は、より積極的な民間シフトの流れが起きていきます。

 

英検受験対策は、オンラインで何度でも繰り返し学べる、英検ネットドリルがおすすめです。↓↓↓


  • 大学は、「アドミッション・ポリシー」を事前に明示し、受験者にどんな能力を身につけてきてほしいかを知らせる。

 

 

小・中・高での教育改革

 

2020年に、大きな変更があるのは、大学だけではありません。

高校でも、新テスト「基礎学力テスト(仮)」の導入が、予定されています。

とはいえ、都道府県によっては高校時に学力テストを実施しているところも多いので、その代わり、ぐらいの存在です。

ただし、この新テストは、アクティブ・ラーニングの飛躍的な充実を図ることを目的としているので、試験内容は変わるそうです。

 

学生にとっては、基礎的な学力の積み上げのペースメーカーのため、教員にとっては、基礎学力を測定しやすくするため、また、アクティブ・ラーニングを効果的に進めるために、活用されるそうです。

 

小中学校でも、英語とプログラミングの必修化など、2020年は、21世紀型教育の改革元年。

2007年度以降に生まれたお子さまは、義務教育のうちから、新しい教育を受けられることになります。

 

一連の教育改革で、子ども達が、これから必要な生きる力を、ちゃーんと身につけられるようになれば、

今回の大学入試改革で、一番、得をするのは、他でもない、子供たちです。

 

 

移行期間が大学入試時期と重なる学生さんは、出題傾向が急に変わって大変かもしれませんが、

ご自分の未来に向けた志に、少しでも近づけるような道を、歩めるようになるといいですね。

 

最後まで読んでいただき、まことにありがとうございました。

 

英語好きならココ!スーパーグローバルハイスクールまとめ(東京)

こんにちは、理系子育て案内人のなごみです。

人生100年時代に、ひとりでも多くの子ども達が、ハッピーに活躍できる力をつけるには、

AI社会の基礎知識である理系の素養と、世界のコミュニケーションツールとしての英語が必須。

このような21世紀型スキルを身につけられる教育は、どうすれば受けさせてあげられるのでしょうか?

なごみは都内在住ですが、大学まで神奈川県民だったので、都内の学校のことはあまり知らず、先輩ママさんや教育関係の友人・知人に聞いたり、じっさいに学校に行ったりして、自分なりに納得がいくまでリサーチしています。

今回は、理系と英語のうち、後者の「英語」をメインに伸ばすことができる、都内の高校および中高一貫校について、調べました。

 

英語の読み書きだけではなく、ツールとして、友達づくりやプレゼンに使えるようになる土台を築けるかどうか、

そこが注目ポイントです。

 

2020年から小学校での必修科目化が決まり、ますます必要性が増してきた、英語の早期教育+中等教育。

英語教育に熱心な都立高校は、以前の記事で、「東京グローバル10(参考記事)」としてご紹介しましたが、

今回は、国私立校もふくめた、「スーパーグローバルハイスクール(東京版)」についてまとめました。

 

スーパーグローバルハイスクールとは?

 

文部科学省が進めてきた、国際化教育の推進の一環で、平成26年度に始まったのが、このスーパーグローバルハイスクール(SGH)制度。

全国の高校、中高一貫校に募集をかけ、たくさんの応募の中から選ばれた英語教育重点校は、2017年度で123校にのぼります。

単なる語学習得だけではなく、その延長にあるグローバルリーダーの育成を掲げているため、どの学校もエリートな香りが・・・くんくん。(´ω`*)

 

文部科学省は、SGHに協力してもらって、グローバルリーダー育成のためのカリキュラム開発に向けて、実証研究するのだそうです。期間は5年。幹事校は、あの筑附(つくふ、と読みます)(文京区)。なっとく。

大学との連携、いわゆる「高大接続」が、SGH適用の前提条件になっているため、SGHのなかには、大学まである国立・私立高が多く見られます。

高校の運営側には、SGHに選ばれた~ということで宣伝効果がありますし、先端的な教育内容を、他校や文科省と共有するチャンスが得られ、カリキュラムの充実に寄与するので、両者は、Win=Winの関係です。

 

応募した学校のなかで、カリキュラムの継続性や高大接続の面で条件に合わず、採択されなかった学校の中にも、SGHとよばれるにふさわしい、英語教育に顕著な取り組みのある学校が数多くあったため、

SGH-A(スーパーグローバルハイスクールーアソシエイト校)というカテゴリーを作り、SGHとSGH-Aを合わせて、スーパーグローバルハイスクールコミュニティとして活動しているそうです。



SGHとSGH-A指定校一覧(東京)

<SGH(スーパーグローバルハイスクール)>

(国立)

  • 筑波大学附属高等学校(文京区)
  • お茶の水女子大学附属高等学校(文京区)
  • 東京学芸大学附属国際中等教育学校(練馬区)
  • 東京工業大学附属科学技術高等学校(港区)
  • 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校(台東区)

 

(私立)

  • 青山学院高等部(渋谷区)
  • 富士見丘中学校高等学校(渋谷区)
  • 渋谷教育学園渋谷高等学校(渋谷区)
  • 佼成学園女子中学高等学校(中野区)
  • 品川女子学院(港区)
  • 国際基督教大学高等学校(三鷹市)
  • 早稲田大学高等学院(練馬区)
  • 順天高等学校(北区)
  • 昭和女子大学附属昭和高等学校(世田谷区)
  • 玉川学園中等部・高等部(町田市)
  • 創価高校(小平市)

 

<SGH-A(アソシエイト校)>

(国立)

  • 東京学芸大学附属高等学校(世田谷区)

 

(私立)

  • 啓明学園中学校・高等学校(昭島市)
  • 東洋英和女子学院中学部・高等部(港区)
  • 大妻中野中学校・高等学校(中野区)
  • 文京学院大学女子中学校・高等学校(文京区)

 

中学受験をして入れるSGH(東京)

 

  • 筑波大学附属高等学校(文京区)
  • お茶の水女子大学附属高等学校(文京区)
  • 東京学芸大学附属国際中等教育学校(世田谷区)
  • 青山学院高等部(渋谷区)
  • 富士見丘中学校高等学校(渋谷区)
  • 渋谷教育学園渋谷高等学校(渋谷区)
  • 佼成学園女子中学高等学校(中野区)
  • 品川女子学院(港区)
  • 玉川学園中等部・高等部(町田市)
  • 啓明学園中学校・高等学校(昭島市)
  • 東洋英和女子学院中学部・高等部(港区)
  • 大妻中野中学校・高等学校(中野区)
  • 文京学院大学女子中学校・高等学校(文京区)

 

中高一貫や私立など100%内部進学できる学校もありますが、なかには、うえに設置されている高校には、上位50%だけが上がれるというシビアな学校もあります。

また、大学まで設置されているけれど、内部生の成績上位者は、こぞって他大を受験する学校もあります(とくに共学の男子生徒と、女子大の併設校)。その辺の事情は、実際に入ってからでないと、わからなかったりしますよね。

よって、エスカレータで大学まであるから~と、のんびりしていられないのが、中受あるある。

また受験生やるかと思うと、親は冷や汗ものですね。(^-^;

お子さんが自分で進路を決めて、自分でがんばるって決めるのは、とってもいいことではありますが!

 

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)にも選ばれているSGH

これからの教育では、グローバルに活躍できる能力が、あるに越したことはありませんが、理系の力もまた、必要不可欠な素養です。

英語と理系の両方を、高校で強化できる文理ハイブリッドな学校も、なかにはあります。スーパーグローバルで、かつ、スーパーサイエンスな感じですよ。ムフフ

21世紀の「スーパーハイブリッドハイスクール(なごみ命名)」は、コチラの6校でーす! じゃじゃん!!

 

<スーパーグローバル+サイエンスハイスクール>

(国立)

  • 東京学芸大附属高等学校(世田谷区)
  • 東京学芸大附属国際中等教育学校(練馬区)
  • 東京工業大学付属科学技術高等学校(港区)

 

(私立)

  • 早稲田大学高等学院(練馬区)
  • 文京学院大学女子高等学校(文京区)
  • 玉川学園高等部・中学部(町田市)

 

なんかもう、凄すぎて、、、頭がクラクラしてまいりました。

 

早稲田大学高等学院は男子校ですが、なごみのまわりでも、ここを目指している男の子の話は、ちらほら聞きます。

名門大学までエスカレータで、スーパーグローバル&スーパーサイエンスとあらば、人気にもなりますよね~。

 

これらの学校で教鞭を取っておられる先生方のなかには、未来のことを見据えて、今からできるだけのことを子ども達に伝えてあげたい、というお心をお持ちの方が、きっといらっしゃるんだろうな~という、希望のようなものを感じました。

それに、SGHやSHHになっていなくても、先見性のある学校は、日本全国、津々浦々さがせば、きっといっぱいあるんだと思います。

秋田国際教養大学や、北陸先端科学技術大学院大学など、英語特化、理系特化で成功してきている大学もありますし、それの前段階の中等教育でも、教育改革は静かに進行中です。

 

将来有望な若者たちに、ぜひ大活躍してもらえるような、居心地のいい未来の日本を、

家庭から、学校から、地道につくっていきたいですね!

 

昔とは様変わりした教育・進学事情について、理系子育て情報について、お役に立つ情報が、拾えるかもしれませんので、通勤やお子様の送迎の待ち時間といったスキマ時間に、

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